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[隔月連載]雪入山の風

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茨城県かすみがうら市

■冬鳥到来
10月中旬から11月中旬にかけては、北海道やロシア東部などで夏を過ごし子育てを終えた野鳥たちが、冬を越すため日本へ渡ってくる季節です。地域や環境によっておとずれる野鳥の種類や数は変わりますが、水辺や雑木林、開けた農耕地で比較的多くの冬鳥たちに出会うことができます。
昭和40年代に採石場だった雪入ふれあいの里公園には、採石のために掘った窪くぼ地に水がたまってできた池が3つあり、いちばん大きな「風の池」には、毎冬マガモやコガモなどのカモ類が訪れ、最大300羽ほどになります。カモたちは昼間は羽づくろいをしたり睡眠をしてのんびり過ごしています。日没直後に池を飛び立つと、霞ヶ浦周辺の田んぼなどへ行って餌をとり、早朝池に戻ります。
池に行く途中の雑木林では、光沢のある青色がきれいなルリビタキ、赤い喉が鮮やかなウソ、黄色いおなかのアオジといった小鳥たちに出会うことができます。また、カモや小鳥たちを狙って、ハヤブサやハイタカなどの猛禽類もやってきます。冬は初心者の方でも野鳥が見つけやすい季節です。
ネイチャーセンターでは、双眼鏡のレンタルもしていますので、冬鳥ウォッチングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
[雪入のルリビタキ]
スズメほどの大きさの鳥で、オスは頭部から背中にかけて美しい青色をしています。白い腹部と、脇腹のオレンジ色の配色も特徴的です。

問合せ:雪入ふれあいの里公園ネイチャーセンター
【電話】0299-59-7000

※来月は、かすみがうら市水族館によるコラムを掲載予定

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