令和6年度予算案が市議会2月定例会で可決されました。一般会計予算は450億7,000万円で、前年度対比6.1%(25.9億円)増となりました。
■日本一幸せに暮らせる都市を目指す 積極型予算
市議会2月定例会(2月14日)で、豊岡市長が述べた令和6年度施政方針について概要を掲載します。
令和6年は、元日に津波を伴う最大震度7を記録した能登半島地震という痛ましい災害での年明けとなりました。
改めて、犠牲になられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
三島市といたしましては、今後も被災地の皆様に寄り添い、復興に向けた支援を継続してまいります。
三島市では、安全・安心の確保のため、災害などの被害を最小限にするためのハード面での整備を進めますとともに、「備えあれば憂いなし」の状態に向かって、自助・共助の力を発揮するためのコミュニティづくり、人づくりに引き続き注力してまいります。
私が市長という重責を担わせていただきましてから、13年余の月日が経過いたしました。
「継続は力なり」と言いますが、主要施策として一貫して取り組んでまいりました「ガーデンシティ」につきましては、市民の皆様に深く浸透しておりますことから、市民意識調査の項目の中で満足度1位をキープしており、令和5年度は約80%と非常に高い評価をいただいております。
「スマートウエルネス」につきましては、市民参加のもと多くの事業に取り組んでまいりましたが、全国的にも評価され、1月末時点で127の自治体が加盟しております「スマートウエルネスシティ首長研究会」において、令和4年度には、加盟首長が集うSWC研究会を本市で開催いたしましたほか、令和5年度からは会長を務めさせていただくなど、広く「健幸都市みしま」を発信しております。
「コミュニティ」につきましても、人と人との繋がりや、地域への愛着、シビックプライド※を持っていただけるよう努めた結果といたしまして、市民意識調査において「市への愛着率」が約90%となるなど、近隣市と比べても極めて高い数字となっております。
このようにして育ててまいりました土壌を基に、駅前再開発や企業誘致による将来の発展に向けた投資、市民体育館などの公共施設の整備による快適な生活の確保、子育て支援や教育施設の充実による将来の三島市を支える子どもたちの健やかな育成、防災・減災対策による災害への備えなど、従前の市民サービスを後退させることなく推進することで、誰もが幸せを実感し良好な状態である「ウェルビーイング」の実現という目標を達成し「三島で生まれてよかった、育ってよかった、暮らしてよかった」と思っていただけるよう編成いたしましたこの予算を、私は「日本一幸せに暮らせる都市を目指す積極型予算」と考えております。
※シビックプライド:地域や自治体に対する住民の誇りや愛着、地域社会に貢献する意識を指す言葉
三島市長 豊岡 武士
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