市では、毎年6月と12月に「市の財政状況」を公表しています。今回は令和5年度予算について、令和6年3月31日現在の執行状況などの一部を掲載します。なお、5月31日まで収入・支出の整理期間がありますので、最終的な決算額とは異なります。決算額は、広報みしま12月1日号に掲載予定です。
■一般会計
令和5年度最終予算額:497億3,011万円
※構成比および金額は費目ごとに算定し、端数調整した後合計しています。
最終予算額:497億3,011万円
支出済合計額:383億4,659万円
※( )内は支出済額《執行率77.1%》
○市民一人(一世帯)あたりの市税負担
一人あたり167,914円
一世帯あたり354,834円
(法人市民税や法人の固定資産税を含む)
※令和6年3月31日現在の人口(105,552人)、世帯数(49,949世帯)で計算
○用語解説
・市税…市民税、固定資産税、軽自動車税など
・市債…学校や道路など公共施設の整備や、国の減税施策に対応するための、いわゆる市の借金。主な借入先は、国や銀行など
・地方消費税交付金…地方消費税(消費税10%のうち2.2%分※)の1/2を人口・従業者数に基づき各市町に分ける交付金
※消費税8%の場合はうち1.76%
・地方交付税…国税のうち、所得税、法人税、酒税、消費税の一定割合および地方法人税の全額を、国が地方公共団体に対して交付するもの
・民生費…高齢者・障がい者・子どもの福祉などに要する費用
・土木費…道路、河川、公園の維持管理などに要する費用
・教育費…幼稚園・小中学校の維持管理や、文化・スポーツの振興、生涯学習などに要する費用
・総務費…税の賦課徴収、戸籍・住民基本台帳や市庁舎の維持管理、交通安全対策などに要する費用
・衛生費…健康増進、環境衛生、ごみ処理などに要する費用
・公債費…市債などの元金・利子の償還に要する費用
■特別会計・公営企業会計
特別会計や公営企業会計は、特定の事業を行う場合や特定の収入で事業を行う場合に、経理をほかの会計と区別する必要があるため、法律や条例に基づいて設置するものです。
三島市には国民健康保険事業など7つの会計があります。この中で水道事業会計と下水道事業会計は企業会計方式を用い、独立採算制で事業・経理を行っています。
■財産などの状況
○市の財産
※基金とは、特定の目的のために積み立てられた市の貯金です。目的ごとに基金が条例で定められていて、三島市には現在19種類の基金があります。
○土地開発基金
上記の基金のうち、学校・道路などを建設しやすくするため、あらかじめ土地を取得しておくことを目的とした基金です。なお、この基金は例外的に他の会計への貸し付けができることになっています。
・土地(1,164平方メートル)…7,016万円
・他会計貸付金…1億8,527万円
・現金…3,288万円
○借りているお金(市債)
問合せ:財政課
【電話】983・2622
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