らしんばん

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『町民いこいの家』

小山町長　込山正秀

平成17年1月に開館し、来年で20年を迎える「町民いこいの家　あしがら温泉」。いつの頃からか時間があると足を運び、気がつけばすっかりその虜(とりこ)になっていた。サウナで汗をかき、温泉に浸かる。心身ともに一日の緊張から解き放たれる至福のひと時。それは私の健康法でもある。
町長に就任した平成23年、重点事業の一つとして、あしがら温泉をより充実した施設にするべく指定管理の導入を図った。地元足柄の皆さんが合同会社を設立し、施設運営の向上に取り組まれた。利用者は年間12万人超となった。しかし、予期せぬコロナ禍で止む無く撤退。再度、町が直営してきた。
利用者数も元に戻りつつある今日、新たな指定管理者の下での運営が10月に始まる。選定に当たり特にお願いしたのは、地元の雇用、地域との連携、質の高いくつろぎ場の提供などだ。
あしがら温泉は町民のみならず、県外からの利用者も多い。小山町の良さと、町民の人柄、それに金太郎が産湯に浸かった地・小山町を知ってもらえるいい機会になる。選定された事業者からは工夫を凝らした提案が出された。楽しみである。