■生活習慣病と健康寿命を考える
8月25日、森町赤十字奉仕団は「生活習慣病の予防、ロコモティブシンドロームを知ろう」と題して、研修会を開催しました。日本赤十字社静岡県支部の指導員を迎え、参加者は生活習慣のチェックや健康寿命を延ばすためのポイントを学びました。
■お達者度が女性3位
「お達者度」は、健康寿命の延伸を推進する静岡県が独自に定めた指標で、65歳から自立して暮らせる期間を表すものです。県の9月の発表で、森町は男性が19.06年で6位、女性が22.23年で3位となりました。
■遠江総合高校の生徒が台湾研修を報告
遠江総合高校の生徒が9月6日、太田町長を訪れ、8月18日から22日まで行われた「第1回台湾生徒派遣研修」に参加した感想や学習の成果を報告しました。研修は同校同窓会(榊原淑友会長)の支援事業で2・3年生計6人が参加。同校の設立者・鈴木藤三郎氏が初代社長を務めた台湾製糖工場跡地や糖業博物館、茶業発展の基礎をつくった藤江勝太郎ゆかりの地などを訪問しました。参加した生徒は「自分の高校をつくった人が台湾でも大きな工場をつくったことが誇らしい」と話しました。
■鍛治島の未来を考えるワークショップ開催
県立農林環境専門職大学(磐田市)の学生7人は、森町の中山間地域に抱える課題について考えるフィールドワークに取り組むため、町民有志らでつくる「森町ツーリズム研究会森町でつながる推進部会」(吉筋惠治会長)を訪れました。フィールドワーク4日目の9月8日には、鍛治島公民館で地域住民や地域おこし協力隊から鍛治島の魅力について説明を受け、学生たちは若者の視点で宿泊施設や耕作放棄地について提案しました。次回は11月「天方・三倉オープンハウスぷぶふの日」に参加予定です。
※「吉筋惠治会長」の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
■究極のコシヒカリを学校給食で食べて
森町農林業経営者会(鈴木直希会長)は9月13日、野口教育長に「森町産究極のコシヒカリ」の新米を贈呈しました。鈴木会長は「地元産のコシヒカリを食べて、食育や農業に興味を持つきっかけとなってほしい」と述べ、野口教育長は「学校に勤務していた時は、究極のコシヒカリが提供される日は給食がさらにおいしく感じた。つやも甘みもあり、子どもたちも喜んでいる」と感謝しました。寄贈されたお米は、幼稚園と小中学校の学校給食で9月19日に提供されました。
■多様な性について実体験から講話
森町教育委員会は9月22日、文化会館小ホールで「性の多様性」講演会を開催しました。浜松TG研究所代表の鈴木げん氏が講師となり、「性の多様性の基礎知識と制服のはなし」と題して、多様な性のあり方や性別に違和感を持つ子供の生きづらさについて、後半は既存の制服のあり方を見直す制服選択制について具体的な事例をもとに話しました。鈴木げん氏は「性別違和をカミングアウトしにくい雰囲気が未だに根強く残っている。子供の話をしっかり聞いて欲しい」と述べていました。
■ヘルメットを着用する重要性を知る
森町交通安全対策委員会は9月26日、秋の全国交通安全運動の一環で「乗ろうよ電チャリ~体験しよう正しくeパワーandヘルメットの正しいかぶり方講座〜」を文化会館で開催しました。シニアクラブ会員など約20人が参加し、袋井警察署員と交通安全協会指導員からヘルメットの正しいかぶり方などを学びました。講座後は、エルドラード森町に移動して電動アシスト自転車を体験。参加者たちは、坂道試走路を走行し、安全な乗り方と利便性を体験しました。
■恒久平和へ誓いを新たに
森町戦没者追悼式を9月29日、文化会館大ホールで開催し、森町遺族会(松尾博会長)をはじめ、関係者約130人が参列しました。全員で黙祷を捧げた後、代表者が壇上の慰霊柱に献花し、先の大戦等において戦禍の犠牲になられた戦没者に哀悼の意を捧げました。町長は式辞で「今こんにち日の平和と繁栄は、尊い犠牲の上に成り立っていることを忘れず、平和の大切さや戦争の悲惨さを次の世代にもしっかり語り継がねばならない」と述べました。8月末現在、町の遺族は173世帯、戦没者数は196柱です。
■「森町病院友の会」地域懇談会開催
森町病院友の会は9月30日、森町家庭医療センターで地域懇談会を開催し、森町病院整形外科医の後うしろざこひろき迫宏紀先生による講演を行いました。「生涯健康で活動的に!~骨粗鬆症と脊椎疾患の予防法と健康寿命を延ばすために~」と題して、前半は骨粗鬆症の定義と原因、日常生活から取り組める予防や薬と注射による治療方法について、後半は腰痛の種類と診断、新しい治療方法について話を聞き、参加者たちは健康寿命を延ばすためのヒントを得ていました。
■教育委員に宮崎氏が新任
宮崎智栄さん(本町)が10月1日付けで、森町教育委員会委員として新たに任命されました。任期は、令和9年9月30日までの4年間です。教育委員は、これまでの経験を生かして様々な視点から審議をし、教育行政の方針や重要事項を決定するなど、町の教育の振興に取り組みます。
■宝くじ助成事業で町内会備品を購入
城下町内会は、宝くじの社会貢献広報事業による助成金を利用し、発電機や空気清浄機などを整備しました。
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