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文化部の花道

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香川県

■かがわ総文祭2025~応援(おうえん)編~
「文化部のインターハイ」とも呼ばれる全国高校総合文化祭が2025年7月、香川県で34年ぶりに開催される。連載「文化部の花道」では、実施される23部門の中から、特色のある部門を随時紹介。2回目の今回は応援に懸ける高校生たちに密着した。

◯香川が育んだ〝応援道〞
県内のほとんどの高校には応援団があり、うち11校の応援部が県高等学校応援連盟に加入し活動している。これほどまでに応援が盛んな県は実は珍しい。
香川県では、高校野球の予選から学校を挙げて応援に行く伝統があった。狭い県土のため球場への移動が容易だったこともあるだろう。応援は野球王国・香川を下支えした。そして、多くの高校において、生徒会中心だった応援団から、専門の応援部に変わっていった。
「かがわ総文祭2025」では、「応援」が初めて部門に採用された。その背景には先の香川の事情に加え、脈々と受け継いできた人の歴史がある。
県立高松北高校教諭で、県高等学校文化連盟の今井広・応援専門部長は「応援とは何か」を突き詰めてきた人だ。「私は先輩教員に学び、同僚教諭と語り合ってきました。そして、たどり着いたのが生徒の〝自主性〞です。任せるからこそ、生徒は成長し、輝き始めます」と語る。
それは各校応援部のパフォーマンスを見れば分かる。学ランなど制服を着た「リーダー」が天を衝くような号令を掛けると、「チアリーダー」がアクロバティックなダンスを披露する。激しい動きと厳かな振る舞いで、見る者を飽きさせない。伝統の演目もあるが、新しい曲も積極的に取り入れる。振り付けは生徒自らが考えるという。すべては他者の応援のため。高校生たちが躍動し、力を出し尽くす姿が観客の心を打つ。
8月3日には、本大会の会場となるハイスタッフホール(観音寺市)でプレ大会「応援団メドレー」を開催する。今井専門部長は「生徒たちの渾身(こんしん)のパフォーマンスを見てもらいたい」と力を込める。練習と舞台を積み重ね、一年後の本大会では、香川県を応援の渦に巻き込むつもりだ。

◎世界レベルのチアダンス
尽誠学園高校応援部(チア)が、3月に大阪で行われた西日本中学校・高等学校ダンスドリル競技大会のSONG/POM(チアダンス)部門で3位になり、8月にオーストラリアで開かれるチアダンスの世界大会に出場が決定。世界の舞台で華麗なダンスを披露します。

◎五つの舞を融合した「怒涛(どとう)の舞」
丸亀高校応援部は代々受け継いできた5種類の舞を組み合わせ、20年前に「怒涛の舞」を完成させました。会場に響き渡る力強い掛け声、堂々たる演舞は圧巻です。

◎扇を使った伝統の拍手
高松高校応援団の特徴は、先輩から受け継がれてきた扇を使った演舞。センターに立つリーダーが両手に扇を持ち、太鼓に合わせて技を切ります。他校では見られない勇壮かつ華麗な応援は必見です。

※詳細は広報紙2、3ページの写真をご覧ください。

◎出場予定校14校
・小豆島中央高等学校
・高松高等学校
・高松工芸高等学校
・高松商業高等学校
・高松南高等学校
・高松西高等学校
・高松北高等学校
・香川中央高等学校
・丸亀高等学校
・藤井学園寒川高等学校
・尽誠学園高等学校
・香川中部支援学校
・香川丸亀支援学校
・香川西部支援学校

◆かわが総文祭2025
令和7年7月26日(土)→31日(木)

◯応援
日時:7月29日(火)
会場:ハイスタッフホール

◎HPはこちら
※詳細は広報紙3ページの二次元コードをご覧ください。

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