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「学園議会」(1)

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鳥取県江府町

奥大山江府学園9年生10名が学園議員となり町政に対して提案を行う「江府町学園議会」を、10月10日(火)に江府町議会議場で行いました。
奥大山江府学園9年生は、これまでに「アントレプレナーシップ・スクール イノチャレ!江府町2023」の学習でまちづくりのアイデアを生み出してきました。そのことを各グループがスキット(寸劇)を交えて町執行部へ提案しました。
本年度は「JR江尾駅周辺の『にぎわいの創出』」をテーマに、生徒の発想で「ワクワクする未来の江府町」にしていくためのアイデアをつくり上げました。

■1班
質問者 水下 奈那美 議員

問:若者と高齢者の交流で町の活性化を
答:江尾の中心部に交流できる場所を検討してみたい

◯質問
私達は、江府町での暮らしがワクワクする未来をつくるためのアイデアを考えました。私達が提案するイノベーション(未来をつくること)のキャッチコピーは「若者と高齢者の深い絆が町を救う!!」です。そしてイノベーションのアイデア名は、「ほっとすぺーす」です。これは、若者と高齢者が交流し、強い絆があるという未来をつくるために、交流ができる場所をつくるというアイデアです。
江府町青年団で活躍されている高津亮二さんへのインタビューを通じて、「自分から楽しもうとすることで何事も楽しくなる」という言葉が印象に残りました。そこから、人と人との交流が楽しくなることに繋がると考えました。
今までは、若者と高齢者の交流が少ないため、お互いのことをあまり知らず助け合いができませんでした。これからは世代関係なく仲良くすることで、お互いのことを理解し合い、助け合うことができるというものです。
このアイデア、「ほっとすぺーす」では、知り合いや仲の良い高齢者の方を増やすために、月に1回イベントを設けます。江府町は人が少ないのでイベントをしても若者はなかなか来てくれないという現状があるため、来てくれたらポイントが貯まるというおまけを設けます。
このアイデア名は、ほっと一息つけるの「ほっと」と、盛り上がってその場の雰囲気が暖かくなるの「ホット」をかけています。
この「ほっとすぺーす」という施策を実施することで世代を超えた絆ができ、日常的に、また、災害時などのいざというときに助け合うことができると思います。

◯町長答弁
生徒の皆さんとすれ違うとき、挨拶はするが、なかなかどんな人かよく分からなくて、顔は分かるけど名前は知らないっていうことが常日頃から感じる。
江府町は人口が少ないので、世代を超えて交流できることで、もっともっと繋がりが深まり、町も元気で賑やかになり、暮らしていて楽しく感じられようになると思う。
今まで知らなかったことが、人と知り合うことで分かり、自分自身が成長できたりする、お互いに教え合うことで共に高め合うことができる、そういう意味合いで今回の企画はとてもいい企画だと思う。
具体的な場所については、これから考えていくことになるが、是非このアイデアを活かして、そういった交流ができる場所を、できれば江尾の町の中心部のところにつくってみたいと思う。

◯再質問
駅の2階に交流できる場をつくることを提案します。理由は、町の中心部でもあり、観光客の方たちの江府町の入り口は駅だと思っているので、駅の中から活気のある雰囲気があることで江府町の印象も良くなり町全体も明るくなるからです。

◯町長答弁
有効利用という観点から駅の2階も使うということはあると思う。ただ、もう1つの考え方として、今、駅前に本屋として考えている場所もあるので、両方を睨んで考えていきたいと思う。
いずれにしても江府町の中心である江尾駅の周辺ということですので、賑わいが生まれると思う。ストレートに駅の2階という答えにはならないが、江尾駅の周辺が賑わうように、高齢者と若い方の交流ができる場所はつくっていきたいと思う。

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