■腎臓の病気
○元気にお過ごしですか?
「元気にお過ごしですか?」には体調で答えられますが、「腎臓は?」と聞かれたらどうですか?体の中には働きの異なる臓器が協力してあなたを支えています。その臓器のいくつかは働きが悪くなり始めても痛い、苦しいなどの症状が現れにくく初期では本人は気づきにくいことがあります。その一つが腎臓です。
○腎臓の働きと病気
腎臓の働きはいくつかあり、分かりやすいものは尿を作ることです。私たちは飲食で栄養を得て生きていますが、同時に老廃物が発生します。また栄養物でも、過剰摂取は身体に邪魔となり、腎臓は老廃物と余分な栄養物や不要物を尿に混ぜ身体の外に出しています。しかし、腎臓が悪くなると、不要物が体外に出せず、体内で増え、栄養利用の邪魔となり生命が危険になります。
腎臓の働きが悪くなるには、腎臓の病気以外にも糖尿病、高血圧などの関係があります。そのため腎臓を考慮した治療が必要です。腎臓は悪化が進んだ状況で働きが悪くなることが多く、そこで様々な自覚症状が出て気付く場合が多いです。
さらに、腎臓の病気は完治が難しい場合があります。尿が出ることは健康の目安ですが、尿の見た目だけで腎臓の病気は分かりません。そのために検査が必要となります。
○検査と治療
病院では腎臓の働きの検査として主に血液検査、尿検査を行い、結果に応じて必要な治療が行われます。治療は悪化を防ぐため続けることが多いです。治療には、薬物療法、食事療法などがあり、腎臓の病気に応じて行われます。しかし、これら治療が状況を改善できなくなると人工透析が必要となります。
○まとめ
(1)腎臓の病気は気が付きにくいものです。
(2)腎臓以外の病気でも腎臓が悪くなる場合があります。
(3)健康診断を受け、治療が必要な場合は指導に従いましょう。
■公立種子島病院の診療情報
火曜日の整形外科を受診される方は、必ず事前に電話で問い合わせをお願いします。
野田先生の診療日:11日(月)午後~15日(金)午前・25日(月)午後~29日(金)午前
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荒井先生の予定診療日:19日(火)~20日(水)
徳山先生の予定診療日:25日(月)~26日(火)
当番医:4日(月)
公立種子島病院 臨床工学技士 西 喜廣
【電話】26-1230
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