- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道美唄市
- 広報紙名 : 美唄市広報「広報メロディー」 2026年1月号
「お年頃」は大変なんです
「いつまでも元気でいたい」とはみんなが思うこと。ちょっと待ってください、気持ちは若く持っていていいのですが、ひょっとしてその症状も「お年頃」のせいかもしれませんよ。
寿命が長くなり女性はもう少しで90歳となりました。男性も女性も、子どもから大人に成長するとき体は大きく変化します。「ホルモン」と呼ばれる体の働きを調整する物質は、若いころのお年頃「思春期」に劇的に増加し、成人の体を作ります。ホルモンで心も体も大人になっていくのです。そしてもう一つの「お年頃」がはっきりと表れるのが女性。「更年期」とは、女性ホルモンの量が急激に低下し始める50歳前後から始まります。閉経5年前ころから始まり、人によっては70歳ころまで続きます。のぼせやほてりがよく聞く症状ですが、実はそれは20%程度の人しかつらいと感じていません。それ以外にもイライラする落ち込むという気分のムラ、物忘れするようになったという脳の機能低下、皮膚や筋肉の衰えなど、症状は全身に及びます。整形外科でお見かけする、手指の関節が痛い、腱鞘(けんしょう)炎が治らない、肩の動きが悪いなども、立派な「お年頃」のサインです。確かにそれは「年のせい」かもしれません。でもほかの病気が潜んでいないかを調べたり、「お年頃」の更年期障害治療をすることで、つらさがずいぶんと楽になる方もたくさんいます。一人で抱え込まず、どうぞ外来でご相談ください。私も「お年頃」を楽しんでいます。
〔執筆者紹介〕
美唄市医師会・松本聡子
北海道せき損センター副院長
