くらし 水鏡 No.117 ~水道・下水道特集~

■令和6年度水道事業・下水道事業会計決算
水道部では、令和元年度から10年間の目指すべき方向性や実現方策を取りまとめた「江別市上下水道ビジョン」に基づき、各事業を進めています。令和6年度決算の概要をビジョンとの比較を交えてお知らせします。
※詳細は市HPで公開中。本紙掲載の二次元コードからご覧いただけます。

●決算の概要(表1・2)
▽健全経営を維持
事業収益は、給水人口の減少などに伴う水需要の低下で、維持・確保が難しい状況にありますが、費用面において、各種経費の節減に努めた結果、水道事業では約8500万円、下水道事業では約1億1千万円の純利益を計上することができました。

●主要事業(表3・4)
▽水道事業
安全で安心して使える水道水を安定的に供給するため、基幹管路の耐震化や老朽化した配水管の布設替などを実施しました。

▽下水道事業
安全・安心で快適な生活環境を確保するため、老朽化した管路や機械などの改築更新を実施しました。

●今後の取り組み
安全で良質な水道水を安定供給し、下水処理による快適な生活環境づくりを推進するため、老朽施設の更新を計画的に行っていきます。
市民の皆さんが安心して生活を送ることができるよう、安定的な水道事業や下水道事業の運営を進めていきます。

表1 損益の状況

表2 資金残高・企業債残高

表3 水道事業

表4 下水道事業

■緊急貯水槽の応急給水訓練を実施しています
現在、市の水道普及率は99%を超えており、水道は生活に欠かせないライフラインとなっています。
平成7年に起きた阪神・淡路大震災を契機に、災害時にも給水が行えるよう、緊急貯水槽を市内6カ所に設置し、災害や緊急時に備えて、自治会参加型の応急給水訓練を実施しています。
今年度は8月に、対雁小学校の緊急貯水槽で、住民参加の訓練として実施しました。
毎年、緊急貯水槽を設置している地域の自治会に訓練のご案内をしています。お近くで実施されるときは、ぜひご参加ください。

■もしものときのために水の備蓄を
日頃から、災害による断水などに備えて、1人あたり1日3ℓを目安に、3日分の飲料水を備蓄しましょう。3日を経過した水は、洗濯や掃除などの生活用水として利用しましょう。
また、お風呂の残り湯を捨てずにためておくと、トイレなどの生活用水として使用できます。
※お子さんの転落事故を防ぐために浴槽のふたは閉じましょう

▽備蓄している給水袋は数に限りがあります
市が備蓄する給水袋は数に限りがあります。給水所で水を入れるための容器(ペットボトルやポリタンクなど)を日頃から準備しておきましょう。

■ご注意ください 道路とマンホールの段差
下水道管の中は冬でも一定の温度を保っているため、積雪期間は、マンホールの上に積もった雪が解けることで路面との間に段差ができることがあります。特に夜間や吹雪などで見通しが悪い場合は、段差に気づかない場合もありますので、車の運転や歩行の際には注意しましょう。

■冬期は認定水量で請求します
水道料金・下水道使用料は、令和7年9月検針分から2カ月ごとに請求しています。
地下式メータは、積雪があると検針ができないため、1~3月は認定水量で請求し、4月以降の検針月に認定水量から過不足分を精算します。
認定水量は変更することができますので、変更を希望される場合はご連絡ください。
なお、電子式メータは、冬期間も通常どおり検針を行います。

■水道料金のお支払いは口座振替をご利用ください
口座振替にすると、指定した金融機関の預金口座から水道料金・下水道使用料が自動的に引き落とされるため、支払いに出向く手間や払い忘れがなくなります。大変便利な口座振替をぜひご利用ください。

▽手続き
各金融機関の窓口か水道部営業センター(水道庁舎1階)で受け付けしています。手続きをする際は、通帳、通帳にご使用の印鑑、お客様番号を確認できるもの(水道料金の領収書など)をご持参ください。詳細は本紙掲載の二次元コードから、またはお問い合わせください。

■計画的に水質検査を実施しています
水道水の水質検査計画・結果は、市HP(本紙掲載の二次元コード)または水道部営業センター窓口で公開しています。

詳細・お問い合わせ先:
〔令和6年度決算総務課〕財務係【電話】385-1214
〔緊急貯水槽の応急訓練を実施〕水道整備課【電話】385-1220
〔もしものときのために水の備蓄を〕水道整備課【電話】385-1220
〔道路とマンホールの段差に注意〕下水道施設課【電話】385-4988
〔冬期は認定水量で請求〕営業センター【電話】385-4987
〔口座振替をご利用ください〕営業センター【電話】385-1215