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【健康ひとくちMEMO】

■聞こえの悩みを放置しないで!
聞こえの悩みをお持ちではありませんか?コミュニケーションを取りづらい、騒がしい場所で声が聞き取りにくいといった症状を自覚した場合は、できるだけ早く原因を特定して適切な治療や対策を行いましょう。

●聞こえの変化のさまざまな原因
▽加齢による変化
40代から加齢による変化が始まり、75歳以上になると約半数の方が聞こえづらさを感じていると言われています。

▽騒音によるもの
ヘッドホン、イヤホンの使用や仕事などで大きな音にさらされることで聴力が低下します。

▽その他、耳の疾患など
耳の炎症・病気や耳垢(みみあか)などが原因の場合もあります。

▽原因が分からないもの(突発性難聴)
突発性難聴は突然片方の耳の聞こえが悪くなる病気で、ストレスや睡眠不足、糖尿病などが関連していると考えられていますが、原因は分かっていません。

●難聴を放置しない方がいいのはなぜ?
多少聞こえに変化があってもそのまま生活している方は多いかもしれません。聞こえは徐々に変化することが多く、自分では気付けない場合もあります。しかし難聴を放置するとコミュニケーション能力が低下し、社会的孤立のリスクが上昇したり、危険察知能力が低下したりするほか、うつ病発症リスクが高まったり、認知機能に悪影響をもたらしたりする可能性があります。

●簡単!聞こえのチェック
・会話をしているとき、聞き返すことがよくある
・相手の言った内容が聞き取れず、推測で判断することがある
・電子レンジや玄関のチャイムの音が聞こえにくい
・家族に「テレビの音量が大きい」とよく言われる
・大勢の人がいる場所や周りがうるさい中での会話が聞き取りづらい

●耳の健康を守りましょう
最近は若くても聴力が低下している方がいます。耳の聞こえに変化を感じたら、早めに耳鼻咽喉科に相談しましょう。耳の病気や耳垢が原因の場合、治療によって聞こえが改善することがあります。また、医師と相談し補聴器を活用することで、難聴による困り事や心身への悪影響を軽減し、快適な生活を送ることができます。
年齢に関係なく日々の生活の中で耳を大切にしましょう。さらに、糖尿病や喫煙なども聴力に影響があると言われており、身体の健康を保つことも聴力の維持につながります。以下の事に注意し、耳の健康を守って快適な生活を送りましょう。
・大きな音(雑音)を避ける
・イヤホンを使う時は、ノイズキャンセリング機能を使って小さい音で聞くようにし、長時間使わない

問合せ:保健センター
【電話】385-5252