くらし 名寄市に暮らす外国人 ~YOUは何しに名寄市へ?~(1)

育った環境や文化はちがえど、おなじまちで共に暮らす市民です

■共に働く・共に生きる
約160人の外国籍の方々が暮らす名寄市。日本では都心、地方にかかわらず多くの外国人が、働くため、勉強のため、家族と暮らすためなど、さまざまな目的で来日しています。彼らが日本に滞在するためには「在留資格」が必要で、その資格は現在29種類に分類されています。
人材不足は日本だけでなく世界的な問題であり、人材の獲得競争が世界中で起こる今、名寄市でも人材不足は例外ではなく、「外国人材」の導入が進み、最近各地で増加しているのが「特定技能」・「技能実習」という資格の方々で、さまざまな分野で地域の一員となって活躍しています。
では、彼らはなぜ名寄市を選び、どのような目的で名寄市に来たのでしょう。以前から暮らしている住民にとって、外部から多くの人がやってくるのは不安なものですが、彼らもまた不安を抱えています。お互い同じ市民、不安解消のためにはまずはお互いを知ることが大切です。異文化理解・多文化共生の第一歩を踏み出しましょう。彼らの想いや考えを知ることから始めてみませんか。

■市内外国人・総人口の推移
市内人口が急激に減少する一方で、外国人人口は増え続けています(グラフは農業など短期で滞在する人をおおむね除く)。
平成29年度から少しずつ「技能実習」で名寄市に在留する外国人が増え始めました。令和元年に在留資格「特定技能」の取得が可能になると、新型コロナウイルス感染症が落ち着いてからは名寄市でもだんだんと「特定技能」での在留が増え始め、現在では「特定技能」が外国人在留者の約半数を占めるようになっています。名寄市内の「特定技能」は「介護」を中心に多岐にわたり、人口減少に歯止めがかからない名寄市も働き手不足は問題で、外国人人材の働き手は欠かせない存在です。

◆外国人労働者と企業の声
五十嵐運輸株式会社の整備部で働く外国人2人と担当者の方にお話を聞いてみました。

○ジュン・クヤムさん フィリピン出身 在住歴2年半
会社では車の点検や車検、修理などをしています。仕事で難しいことはあまりないけど、仕事の話を日本語で説明するのが難しいので、ジェスチャーを使います。
名寄市で食べておいしかった食べ物は、職場の人が連れて行ってくれた焼肉です。休みの日はハンガさんと車で道の駅巡りをします。1/3くらいは回りました。名寄市で好きな場所は「会社」です。お給料をもらってる場所だから(笑)。
未来のことはわからないけど、名寄市で働いていたいと思っています。

○ハンガ・フランシスさん フィリピン出身 在住歴2年半
私も名寄市に来て2年半になります。仕事内容もジュンさんといっしょです。フィリピンの日本語学校でジュンさんと知り合いました。会社の人はみんな優しいです。
困ったら助けてくれます。好きな食べ物はラーメンで、特にサンピラーのしょうゆラーメンが好き。冬は休みの日にスキーに行きます。名寄市に来てからスキーを始めました。毎年シーズン券を買います。スキーを滑ってからラーメンを食べて帰るのが最高です!名寄にはあと10~20年くらいはいたいと思っています!

○木林 峻也さん 五十嵐運輸株式会社 整備部工場長
二人とも勉強熱心。始めはほとんど知識がなかったのに、今ではみんなと同じように働いてくれて、とても助かっています。2人には会社で提供している職場近くの家に2人で住んでもらっています。外国人の雇用は主に人材不足に対応するためでしたが、社員が2人に負けないようにと切磋琢磨したり、社員間で進んでコミュニケーションを取ったりと、いい影響を与えてくれる存在です。まだまだ人材不足はあるので、外国人材を新規で採用することも考えています。多様性を認められる、環境の良い職場としてPRできれば、自然と人材も集まってくるかもしれません。