- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道名寄市
- 広報紙名 : 広報なよろ 2025年6月号
地域おこし協力隊 あかりがインタビューしてきました
■Profile
髙嶋修平(たかしましゅうへい)-ラジオパーソナリティ-
札幌出身。高校受験の勉強中に聞いていたラジオがきっかけでパーソナリティを目指す。専門学校卒業後、エフエムなよろに入社。今年で入社10年目を迎えた。
今回はAirてっしでラジオパーソナリティをされている髙嶋さんに入社するきっかけやラジオにかける想いを聞いてきました。
○生きる意味を探して、ラジオを見つけた
兄は頭が良くて、中学生の頃は劣等感がありました。「生きる価値はなんだろう」なんて思い悩んでる時期もあって。高校受験の勉強をしていた時に、兄からラジオを勧められ、10代向けの音楽番組を聴きはじめたんです。番組内の、リスナーの質問にパーソナリティが直接電話をかけるコーナーで、俺と同じ歳で同じ悩みを抱えている人がいました。その人にパーソナリティは「大人も分からないんだから、そんなの中学生の君が考える必要ない」って笑いながら言っていて、その時ぐらいから憑いていたものが落ちたように感じました。それから自分の言葉で想いを伝えたいと強く思うようになりラジオパーソナリティを目指して、札幌の専門学校に進学しました。
○ご縁とタイミングが重なって出逢えたラジオ局
専門学校では、ラジオ番組を実際に作ったり、機材の扱い方を学んでいましたが、ある時先生から「お前はラジオに向いていない、諦めろ」と言われ、突き放されたと酷くショックを受けたことを今でも覚えています。それから、日本全国のラジオ局に何十件と履歴書を送りましたが、全部落ちました。このままラジオ局に就職できなくても、納得できる企業に入社しようと、プロジェクションマッピングなどを行う企業にインターンに行ったんです。先輩方とも仲良くなって、俺はここでこれからも働くんだって気持ちになっていたなか「やりたい事があるんだったら他のところに行きなさい」と翌週に卒業式が控えたタイミングで落とされてしまって…。後日、履歴書を返してもらいに行った時、インターン先の社長に今後のことを相談したら、ラジオ局とコネクションがあり、その場で連絡を取ってくれました。ラジオ局側も即戦力になる人材を探していたり、ご縁とタイミングが重なって、念願のラジオ局に入社できたのがAirてっしでした。
○向いていないと言われたラジオで、気づけば10年
ENーRAYホールができた年に入社したので、今年で10年目になります。入社してからは夕方の帯番組を任せてもらい8年担当しましたが、今は朝の『おはようてっし』を担当しています。ラジオは正解がなく力を抜けばいくらでも抜く事ができる仕事だと思います。そして公平性が大事、そういった面でいえば特段話しが上手いわけでもなく、スポーツに興味が無かったりパーソナリティは向いてないですね。でもそれも個性になる、そんなパーソナリティが居てもいんじゃないかって思っています。
ラジオへのプロ意識が強く、かける想いや熱量は120%の髙嶋さんのラジオ、皆さんもぜひ聞いてみてください。
移住定住コーディネーター(地域おこし協力隊)
東口明香里 -ひがしぐち あかり
問い合わせ:秘書広報課プロモーション推進係(名寄庁舎3階)
【電話】01654(3)2111(内線3308・3316)