くらし 地域おこし協力隊 笠森哲広(かさもりあきひろ)さん(農業振興担当)着任!

氏名:笠森哲広
前住所地:石川県白山市
出身地:同上
趣味:食べ歩き、盆栽

はじめまして、4月1日付けで地域おこし協力隊に着任した笠森哲広です。
石川県で生まれ、高校まで地元で過ごし、関西の大学を卒業後、イタリア料理店に勤める中でワインの勉強を始めたことをきっかけに、ワイン造りの世界へ進みました。これまで山梨県・長野県・道内の地域でワイン用ぶどうの栽培、ワイン醸造に15年以上携わってきました。
ワイン産地の余市町に以前いたことがありましたが、紆余曲折(うよきょくせつ)を経て、令和4年に北海道を離れることになりました。余市町のワイナリーで働くことになったのも、前々から酸味のしっかりした冷涼感を感じさせる北海道産のワインが好きだったのが大きな理由で、「もし自分の畑を持つことになれば北海道で」という思いは常に持っていました。そして、もう一度北海道に戻ってワイン造りに関わりたいという思いを強くしていた中で、今回、歌志内市の地域おこし協力隊員として上歌ヴィンヤードで働くこととなりました。
冬の積雪であったり、マイナス15℃を下回る寒さはぶどうの樹であったり、栽培者にとって厳しい要素であり、単純なぶどうの作りやすさという面では歌志内は難しい地域ではあるのですが、記憶に新しい昨年と一昨年の猛暑であったりと全国的に平均気温が上がってくる中で、ワインにとって核となるぶどうの酸味を生み出すには、収穫するタイミングまでに気温が大きく低下することが重要であり、他の地域に比べて平均気温の低さや内陸性気候による寒暖差がある歌志内はその点でアドバンテージがあると思っています。
これまでは、上歌ヴィンヤードで取れたぶどうは市外のワイナリーで委託醸造されていましたが、今年の秋に歌志内初のワイナリーが完成予定となっており、正真正銘の歌志内発のワイン誕生の瞬間に携われることを楽しみにしています!