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今回は“歯周病について”です。
歯は食事をしたり、正しく発音したり、表情を整えたり、大切な役割を果たしています。中年期以降に、その大切な歯を失う一番の原因は歯周病です。

歯周病とは、歯に付着した歯垢の中の歯周病菌によって、歯ぐきに炎症が起こり、放置すると歯を支えている周りの骨が溶けて、歯が抜けてしまう病気です。

■進行した歯周病を有する者の割合

(厚生労働省歯科疾患実態調査令和4年)

歯周病は、口の中だけの問題ではありません。歯周病菌や歯周病菌による炎症物質は、血管を通って全身に届き、様々な病気を発症・悪化させることが近年の研究によって明らかになっています。

■歯周病菌が全身の健康に及ぼす影響

歯周病を予防するためのセルフケアとして、歯ブラシや歯間ブラシ等を使った歯磨きは効果的ですが、きれいに磨いたつもりでも歯垢(こう)は残ってしまいます。半年～1年に1回は歯科医院で“定期健診”を受けましょう。口の中の健康を守ることは、健康寿命を延ばすことにつながります。
市では得とく健診などで血糖値が高かった方(ヘモグロビンA1c6.5%以上)や、年度で20歳～70歳の10歳刻みの年齢になる方を対象に、歯科健診が無料で受けられる『成人の歯科健診』を行っています。対象の方には個別にご案内いたしますので、定期的に歯科健診を受けていない方は、ぜひご利用ください。
※得とく健診などで対象となる方には結果をお渡しするときに、年齢で対象となる方には6月に個人通知でご案内します。

問合せ：保健介護グループ(市役所2階)
【電話】74-6616