くらし 市史編さんコラム「市史の余白」

今回は、伊達市のコミュニティづくりについてご紹介します。

■第11回 『顔見知りの関係』
ライター 大藤 紀美枝

凍結した道は、ちょっと油断すると「すってんころりん」となります。とある冬、滑る足元を気にして、信号が青になっても横断歩道を渡れずにいるお年寄りに気付きました。急いでそばに行き、二人三脚で渡り切ったのですが、顔見知りであれば、もっと安心して身を任せてくれたかもしれません。
機械化、デジタル化が進み、日常生活も仕事も人の手を借りることが少なくなっています。コロナ禍を機に地域の集まりや冠婚葬祭の規模が縮小し、「気楽になった」という声も聞かれます。
確かに、人と関われば煩わしいことが多々あります。しかし、手をつないでこそ分かることがあり、協力して初めて解決できる問題があります。伊達市史の編さんを通じて、網の目のネットワークづくりや民生委員・児童委員活動にご尽力されている方々に取材し、その思いを強くしました。
かつては、どこの町でも商店、銭湯、理髪店、美容室などに地域の情報が集まり、そこかしこに顔なじみがいましたが、「そこまで親密な関係を求めない」という考えだったとしても、緊急時、頼りになるのは、やはり「ご近所さん」。幾人かと顔見知りの関係を築いていたいものです。道であいさつを交わす程度でも、度重なれば顔見知りになります。
「広報だて」を2023年1月号から毎月読んでおりますが、一番の楽しみは「表紙の写真」と裏表紙の「表紙のはなし」。「手話で心をかよわせよう」のコーナーも勉強になり、広報を通して、一方通行ではありますが、大勢、顔見知りができました。

問合せ:総務課総務係(市役所2階)
【電話】82-3162