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■こんにちは保健師です
今月の担当は、藤森 裕美です。

◆こころの健康相談について
眠れない、自信がない、イライラする、人に会うのがおっくう、何もやる気がしない…など、こころの不調は誰にでも起こります。こころの健康相談では、ご本人のことやご家族、周りの方のことなど、公認心理師が相談をお受けします。秘密は守られますのでお気軽にご相談ください。見過ごさずに、早めのケアを心がけましょう。

開催日:12月9日(火)、1月20日(火)、2月24日(火)、3月24日(火)
時間:午前10時~午後2時(受付時間)
※相談日時は要相談となります。
会場:総合体育館会議室
申し込み方法:相談を希望される方は、相談開催日の前週の水曜日までに、役場保健福祉課保健推進係へ電話またはメール(【E-mail】[email protected])でお申し込みください。

○いのちを支える つながる しかべ
厚生労働省による令和7年版自殺対策白書によると、令和6年の我が国の自殺者数は、全体としては減少傾向にあるものの、10歳代及び20歳代の自殺者数は令和2年に増加し、高止まり傾向にあります。特に、10歳代は平成29年以降上昇傾向にあり、令和6年の小中高生の自殺者数は、529人と統計のある昭和55年以降、最多の数値になっています。
和光大学現代人間学科の末木新教授のデータ分析によると、自殺で亡くなった子どもが発していた「兆候」として最もよく見られたのは結局のところ「死にたい」等の発言だったそうです。もし、子どもがこのような言葉を発したらどうしますか。「そんなことは考えるものではない」「みんなが悲しむ」という言葉をかけるのではなく、「死にたいほど辛い気持ちになっていることをよく話してくれたね」「いつでもお話きくからね」とまずは受け止めたいものです。
認定NPO法人チャイルドラインでは、18歳までの子どもを対象に、電話やチャットで気持ちを聴き、寄り添い、更に一緒に考えることで、悩みや問題について子どもが自分自身で考え、決めていくことをサポートしています。実際、子どもがチャイルドラインに電話をかけた理由の第1位は、「話を聴いてほしい」なのです。子どもの「自分をわかって欲しい、認めて欲しい」という気持ちを受け止めることがとても大切なのです。身近な人に、そっとこぼした子どもの言葉に丁寧に対応したいものです。
そして、こんなWEBサイトを教えてあげるのはどうでしょうか。自殺対策強化月間にあたる2024年3月に『かくれてしまえばいいのです』というWEB空間がオープンしました。「しんどいときは、かくれてみて」と提案するこのWEB空間は、様々な理由でしんどい気持ちや生きづらさを抱えた子ども・若者が、匿名・無料で、24時間いつでも利用できる安全な場所です。絵本作家ヨシタケシンスケ氏に全面協力いただき創り上げました。紹介動画(【HP】https://youtu.be/xvvj7hdtHkg)。

「こころの健康相談」担当 公認心理師 西田真沙子

お申し込み・お問い合わせは、役場保健福祉課保健推進係
【電話】01372-7-5291へ。