くらし 特集 まちづくりは対話から(1)

地域課題が多様化する中で取り組むまちづくりには、町をはじめ、地域で暮らす皆さんの声が欠かせません。
町では、一つ一つの思いや意見を大切にしたいと考え、さまざまな機会を設置しています。
今月号の特集では、皆さんが日頃感じている思いや考えを町に伝える方法を紹介します。

■文字町長にまちづくりに対する考えを聞きました
▽一人一人の思いをまちづくりにつなげる
―まちづくりで町長が大切にするものは?
人によって「当たり前」と感じることや物事の考え方が異なります。そのため、その人を知ることからまちづくりは始まると思っています。
互いの理解を深める対話がまちづくりにおいて重要と考えていて、町と町民が意見交換を気軽に行えるよう取り組んでいます。その一つとして、20年以上前から『まちトーク』を実施しており、時代の変化に合わせて形を変えながら継続しています。
『まちトーク』は町から何かを説明する場ではありません。町民と町が同じ立場で、雑談も交えて自由に意見を出し合い、町の未来を一緒に考えるための大切な時間です。

▽今を考えることがこれからの町をつくる
―どのような視点からまちづくりを考えていますか?
現在、倶知安では新幹線駅や高規格道路の完成を控えていますが、まちづくりは過程も大切で、今の時点からスタートしているという気持ちで取り組みを進めています。
取り組みを進める中で、倶知安には、まちづくりに前向きに関わろうとしている人が多いと感じています。今を真剣に考えることが、倶知安をつくり、くっちゃん子の未来に大きな影響を与えると思います。
ぜひ皆さんの声をたくさん聞かせてください。

町にいただいた意見や要望は職員間で情報共有され、現在進めている事業や今後の取り組みに生かしていきます。