文化 鰊御殿とまり ごてん 令和8年1月号

■睦月 新しい年の始まり
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
1月は和名で「睦月」と呼ばれています。お正月に家族や親族などが集まり、宴をして「睦み合う」からくる説や、「うむつき(生む月)」からくるという説などがあります。いずれも新しい年の始まりを祝う、晴れやかで和やかな希望にあふれる心持ちにしてくれます。良い1年になりますようにお祈りしております。
さて、『鰊御殿とまり』にある市街地図のご紹介をしようと思います。昭和9年に東京交通社から発行された『大日本職業別明細図』です。泊全村分をご紹介すると字が小さくなってしまいますので、今回は“大字泊村”のみのご紹介になりました。他の地域も後々ご紹介します。
地図には、大正15年に焼失して同年11月に新築された泊尋常高等小学校が現アイスセンター(旧泊小学校)あたりにあります。泊村役場はモヘル川の上流にありました。2年をかけて大正4年に完成したカブト岬トンネルは大小10余りのトンネルが連なっているのがわかります。このトンネルの完成によって車馬交通が可能になりました。昭和4年に岩内~泊間にバスが通り、昭和8年には盃まで開通したようです。現在の国道ではなく、海沿いの“下町”を通る道を走り、出来立てのカブト岬のトンネルを抜けて、盃村の“三好商店”あたり(現泊小学校の坂の下)が終点のようです。(地図上では道路内に薄い点線が入っています)
見る方の興味の持ち方によって、地図の見方も違ってくるかと思います。病院・郵便局・お店・菓子屋…。地図を眺めながら昭和初期の泊村に思いを馳せていただけると嬉しいです。

※詳細は本誌P.13をご覧ください。