- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道余市町
- 広報紙名 : 広報よいち 令和7年9月号
■お子さんを「たばこの害」から守りましょう!
◇余市町の保護者の喫煙状況
(令和6年度保護者の喫煙状況)※令和6年度余市町健康づくり計画評価指標より
母親に比べ父親の喫煙率は高くなっています。また妊娠中にたばこをやめていた割合も低く、パートナーの妊娠をきっかけに禁煙に繋がるケースは少ないと考えられます。
◇喫煙や受動喫煙の子どもへの影響
たばこの煙には、約70種類の発がん物質を含む、約5,300種類の化学物質が含まれています。喫煙者が吸っている煙だけではなく、たばこから立ち昇る煙や喫煙者が吐き出す煙にも、ニコチンやタールはもちろん多くの有害物質が含まれています。
本人は喫煙しなくても身の回りのたばこの煙を吸わされてしまうことを受動喫煙といいます。受動喫煙は子どもの呼吸器疾患や中耳炎、乳幼児突然死症候群の発生要因になります。また、妊婦やその周囲の人の喫煙によって低体重児や早産のリスクが上昇します。他にも、授乳中のお母さんであれば、ニコチンが母乳に移行し、赤ちゃんにも不眠や下痢、嘔吐、頻脈などのニコチンによる悪影響がで出るおそれがあります。
〇乳幼児突然死症候群(SIDS)
※前触れもなく赤ちゃんの呼吸が止まってしまう病気
〇呼吸機能低下
〇低出生体重胎児発育不全
〇喘息の発症・重症化
〇う蝕(虫歯)
〇学童期の咳・痰・喘鳴・息切れ
■加熱式たばこに替えれば大丈夫?
加熱式たばこの煙(蒸気)には、ニコチンや有害化学物質が含まれており、喫煙者にも周囲の方へも、健康に悪影響が生じる可能性があるといわれています。家族みんなで、自分とお子さんの健康のために、たばこはやめましょう。禁煙外来での治療は健康保険が適用される場合があります。専門家のサポートを受けて禁煙を成功させましょう!
〇禁煙治療に健康保険が適用される医療機関情報
(一般社団法人 日本禁煙学会Webサイト)
(※二次元コード本紙掲載)
出典:喫煙|e-ヘルスネット(厚生労働省)
問合せ:子育て・健康推進課
【電話】21-2122