くらし 町政懇談会

町政懇談会は11月7日~13日までの計5日にわたって、町内11地区の各会場で開かれ、町民の皆様から貴重なご意見をいただきました。写真は、最終日に町民会館で撮影した懇談会の様子です。
※写真は本紙をご覧ください

■はじめに~町長あいさつ(要約)
妹背牛町では、第9次総合振興計画に基づくまちづくりを進める中で、町民の皆さまからの声をより広く反映させるため、毎年「町政懇談会」を開催しています。
本年度も新年度予算の編成前に皆さまのご意見を伺うことを目的に、昨年より早い時期での開催としました。
これまでの懇談会で寄せられたご意見は、温泉施設「妹背牛温泉ペペル」のリニューアルや、70歳以上の方を対象とした入館料割引の拡充、町民向け優待券配布などに生かされています。優待券の利用期限は12月末までとなっており、多くの皆さまのご利用を呼びかけています。
また、ふるさと納税の寄附額は大きく伸び、本年10月末時点で約8億4千万円と前年を上回る状況です。人気の返礼品であるお米をはじめ、全国から寄せられた善意を町の課題解決や特産品PRに活用してまいります。
さらに、2050年の脱炭素社会の実現を見据え、町ではゼロカーボン施策を推進しています。昨年は福祉施設群を中心としたマイクログリッド構築の基本設計を行い、本年は実施設計を進行中です。
本懇談会ではその計画のほか、防災行政無線ともせうし防災・行政ナビの運用状況についても説明します。
町政が住民生活に密接に関わるものとなるよう、寄せられたご意見を今後の取り組みに生かしてまいります。

■議題 福祉施設群へのマイクログリッド導入について(要約)
脱炭素社会の実現に向け、妹背牛町では福祉施設群を対象としたマイクログリッドの構築を進めています。
老人保健施設りぶれ、デイサービスセンター、診療所、浄化センターの4施設を自営線でつなぎ、太陽光発電と蓄電池を活用して施設間で電力を融通できる仕組みです。
平常時は再生可能エネルギーを利用し、災害時には福祉機能を維持できるよう電力を確保します。CO2の削減や停電時の電力確保など、多方面で効果が期待されています。

■説明 防災行政システムの運用について(要約)
4月から運用が始まった防災行政システムでは、戸別受信機により毎日12時15分と18時に行政情報を放送し、お悔やみ放送は17時に行っています。
録音情報は未読が優先再生される仕組みのため、聞き直しができない場合があります。未読件数をゼロにしてご利用ください。
また、スマートフォン向け「もせうし防災・行政ナビ」では広報誌やごみカレンダー、緊急情報などを配信しています。携帯電話の方には安心メールも利用可能です。

■質疑応答(QandA)
地区ごとのご質問・ご意見の中から主なものを掲載し、町の考え方や今後の方向性についてお知らせします。紙面の都合により、質問と回答は、抜粋・要約しています。

◆太陽光・マイクログリッド
Q 町が進めている太陽光発電およびマイクログリッド事業について、すでに計画が固まっているのか、また事業者はどこになるのかを知りたいです。
A 現在は実施設計の段階であり、工事の実施可否や事業内容の最終決定は来年度の予算審議を経て確定します。設計業者は複数メーカーとの連携を持つ企業で、地形・気象条件・災害リスクなどを踏まえ最適な仕様を検討しています。
町としては、災害時のエネルギー確保や脱炭素化に寄与する持続可能な事業として慎重かつ着実に進めてまいります。

Q 初期投資額が大きく、町の財政への影響が心配です。
A 基本設計の段階では、3億3千万円規模と試算されていますが、実施設計が進む中で増加する可能性があります。
事業には補助金や過疎債を活用できるため、町の実質負担は大きく抑えられる見通しです。

Q 太陽光パネルの廃棄費用が将来的に町の負担になるのではないかという不安があります。どのような仕組みで費用を確保するのでしょうか。
A 事業開始から10年間で、削減した電気料金から廃棄費用を積み立てる仕組みを採用しており、将来の町負担が発生しないよう財源を確保します。廃棄までの期間を見据え、適切な管理計画のもと、町の財政に影響が出ない制度設計としています。

Q 災害時にマイクログリッドがどれくらいの時間使用できるのか知りたいです。
A 最低限の電力使用を想定した場合、おおむね72時間稼働できる設計としています。避難所運営や情報確保など、災害時の地域生活維持に必要な電力供給を確保することを目的としています。

◆公共施設
Q 冬期のトレーニングセンターが寒いので、もう少し暖かくしてほしいです。暖房設備の状況や改善の見通しがあれば、教えてください。
A 来年度に役場全体の暖房設備更新を予定しており、その際にトレセンの環境改善も図る予定です。安心して利用できる施設づくりを進めていきます。

Q 妹背牛温泉「ペペル」を利用する際、町民料金を適用するために毎回証明書を提示する必要があり、手間がかかっています。
A 町では利便性向上のため顔認証システムを導入しており、一度登録すると以降の提示は不要になります。登録方法の周知を進めるとともに、よりスムーズに利用できる環境整備に取り組んでいきます。

◆小中一貫教育
Q 小中一貫教育の取り組みが現在どこまで進んでいるのか知りたいです。
A 令和4年度に設置した検討委員会において、小中一貫教育の理念や方向性の整理を行い、その後は教科ごとの乗り入れ授業や授業改善の協議を進めています。
現在は学習環境の整備、教員間の連携強化、生徒指導の共通方針づくりなど具体的な準備を段階的に進めており、児童生徒の学びを連続的に支える教育体制を構築していきます。

◆公共交通
Q 空知中央バスの北竜線が廃止されてから移動が不便になっており、特に高校生の通学に影響が出ています。代替交通の利用が町内で制限されている状況もあり、今後の改善策について町の考えを知りたいです。
A 北竜町の補助事業によるバスは路線バスとの競合を避けるため利用制限が設けられています。町としても現状の不便さを重く受け止めていますので、ご理解くださいますようお願いします。

◆防災
Q 役場裏に設置されている非常用発電機が災害時にどの程度稼働できるのか、また町としてどのように維持管理を行っているのか知りたいです。
A 非常用発電機は、基本的に役場・保健センター・老人福祉センターの3施設の、災害時に必要となる最低限の電力を約72時間確保できます。燃料となる重油があれば、常に稼働できる状態を維持しています。災害時に行政機能を途切れさせないため、今後も設備の維持管理に努めてまいります。