- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道妹背牛町
- 広報紙名 : 広報もせうし 令和7年6月号 vol.775
妹背牛町と北海道科学大学(札幌市)は5月15日、地域の発展と人材育成などに向けて協力する地域包括連携協定を結びました。妹背牛温泉ペペルのサービス向上や集客イベントの提案、特産品開発や販路拡大方法の考案など、専門性の高い大学と学生の知見を今後のまちづくりに生かします。
協定の内容は、「地域課題の解決」「人材育成」「教育・学術」など5項目。同大と空知管内の自治体が同様の協定を締結するのは4例目で、妹背牛町が大学と包括連携協定を結ぶのは初めてです。
同大は2027年度、学生が地域に出向いて課題解決策を探求する「地域創造学部」(仮称)を創設する計画。創設後は、地域資源を活用した観光施策の立案、ふるさと納税の返礼品を生産する施設の見学、地元イベントへの参加などを予定しています。
町保健センターで開かれた締結式で、川上敬学長が「地域を支える人材を育成するには、地元の方たちとコミュニケーションをとり、その地域のリアルを学ぶことが重要」と協定の趣旨を説明。滝本昇司副町長は「妹背牛町の地域資源と、大学の高度な専門性をかけ合わせることで幅広い分野での連携に期待できる」と述べました。