くらし わたしのもせうし時間

「わたしのもせうし時間」は、妹背牛町で暮らす人たちにスポットを当てた不定期企画です!

岐阜県羽島市出身の堀田一道さん(61)は昨年12月、雪深い北海道のほぼ中央にある妹背牛町に移り住みました。20代のころ、北海道でのツーリングに魅了された堀田さんは還暦を迎えたことを機に一念発起。北海道に移住するという夢を叶えました。
「隣町まで信号機が数個しかない。家が少なく、広大な景色が広がる。ライダーにとって北海道は聖地なんです」
堀田さんはライダーが気軽に集まれる場所をつくろうと、4月から民泊業を始めました。
中学生から社会人まで15年間ほどバレーボールに打ち込んでいた堀田さんは「妹背牛商業高校のバレー部が強くて、もせうしの地名は知っていました」と、妹背牛町を移住先の候補の一つに。都市部や観光地への交通アクセスの良さも決め手となり、町内の旧五井旅館を購入し、民泊施設に改修しました。
施設名は、旅館の名称を使った「ライダーハウス五井旅館」。2階の宿泊スペース(5部屋・定員10人)には、かつて妹背牛商高生が下宿時に使っていた机がそのまま残されています。
堀田さんは「妹背牛は立地が良いので、ライダーや一般のお客さんがここを宿泊拠点に北海道の観光を楽しむ施設になればうれしいですね」と話しています。