- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道北竜町
- 広報紙名 : 広報ほくりゅう 令和7年5月号
◆尾﨑議員
動物愛護のまちづくりについて
▽尾﨑議員
去年の暮れに北竜町内で動物愛護団体の協力をいただいた野良猫事案が起きたことに関して、愛護を必要とする犬や猫等の生き物に対して、責任持った意識と迅速な対応を町全体で広く共有することは、これからの動物愛護の視点からはもちろん、人間関係をも含めた豊かなまちづくりに繋がると感じているところである。
今後、北竜町で保護すべき犬や猫等の多頭飼育崩壊や野良猫が増えて放置された場合、どのような対策を講じるか伺いたい。
▽佐々木町長
昨年末には町内で屋外で餌付けをした結果、野良猫が住み着き近隣住民から苦情が寄せられる事案が発生したが、動物愛護団体の協力をいただき速やかに解決することができた。
今後もし町内でそのような事態が起こった場合は、この度の処理の流れに沿い、迅速に対応する。また広く共有できるよう、広報や啓蒙をしていく。
◆尾﨑議員
農産物直売所「みのりっち北竜」の将来展望について
▽尾﨑議員
今年で開設13年目を迎えるが、運営や販売実績において生産者の減少や高齢化等の要因で、生産物の種類も数も先細りが深刻で将来性ある見通しが見えない。
直売所を存続していくためには生産者の生産、販売意欲を高め、地元の豊富な農産物を揃え「町の台所」として、温泉の入浴帰りに買い物に立ち寄れる交流の場所として等、多角的な可能性と親しみを持てる場所になってほしいと願うところである。
「みのりっち北竜」が成長していくためには思い切った対策が必要と思うが、どのような将来展望をお持ちか理事者にお尋ねする。
▽佐々木町長
「みのりっち北竜」は、作り手の顔の見える農産物を提供できる、新鮮で美味しい地元野菜を目当てに立ち寄る場所として、町としてもその潜在能力には期待しているところである。
顧客獲得のためにフェイスブック等の発信を行っているが、引き続き振興公社と連携し、メディア発信の強化を検討したい。また、商品の欠損対応は出荷者協議会でのLINE等を活用して解決を図る協議をしていただいたと聞いている。
▽尾﨑議員
現在、温泉と出荷者協議会の役員で運営に関する会議を行っているが、販売報告と今後の日程を協議するくらいで、集まる意味も感じられないため役員のなり手もない。直売所運営をあらためて構成し直して、生産者には出荷に専念させていただけないか。
去年の10月に研修させていただいた宮崎県綾町では、豊かな自然の中で町民の健康の維持、食生活の改善の一環として自給自足運動を広げ、家庭菜園による野菜作りを提唱することから始まったという。
直売所に野菜作りの専門員や販売に地域おこしを募集したりして、町としての力添えをいただけないか。
▽佐々木町長
現在目指す地方創生2・0の構成の中には「みのりっち北竜」も含まれており、期間限定のマイナス面もあるが工夫次第でやれる要素を持っている。現在バラバラの働きを、ひとつの共通点を持つみんなで共有する発信プロジェクト要素として、4月から再構築していこうと考えている。
◆沖野議員
町内会会館の営繕について
▽沖野議員
会館を保有している町内会が多数あり、老朽化している会館もある。営繕に関しては、地区公民館に指定の会館は町費でまかなわれているが、指定外の会館では軽微な改修や備品購入など町内会の負担で行われている。
世帯数の減少により収入が少なくなり、営繕まで予算が取れないのが実情だ。昨年9月の定例会での澤田議員からの「コミュニティセンターの今後の在り方について」で、交付基準は25万円の下限で75%の助成と答弁されていたが、町内会にも特に周知もされてなく申請基準も曖昧と感じる。備品などにも使いやすくするためにも下限の廃止と内容によっては100%に近い助成の考えはないか、理事者の考えを伺いたい。
▽佐々木町長
コミュニティセンターについては、町内会にて施設維持管理を行っていただいている。施設維持管理に係る経費については、町内会で負担を頂き、修繕で大きな負担が発生する際には、基準を事業費25万円下限とし、補修は3/4を、備品購入は1/2を町が助成することを、町条例でも明記している。また交付対象や交付方法についても事務取扱を定め、補修の相談があった際には対応している。
▽沖野議員
元々は壁や屋根などの大規模修繕補助をするための設定と思われるが、老朽化したトイレやストーブなどの交換などは下限に届かないが高騰も続いている。
インターン生などの宿泊なども受け入れている会館もあり、まず下限を検討してほしい。
▽佐々木町長
小規模修繕に対応できてないのは事実なので今後検討する。
◆林議員
ごみ収集運搬業務の今後について
▽林議員
現在委託事業で実施しているごみ収集業務の今後について、現在の町内の委託事業者が体力的な問題等もあり何年請け負ってもらえるかわからない状況であると聞く。
他町の業者に委託をする場合、現在の委託料より大幅な増額をしなくては事業者が請け負えないことも考えられる。今後も町内事業者での事業継続のために町としてできることはないのか。理事者の考えを伺いたい。
▽佐々木町長
ごみの収集業務は、町民が安心して生活するために必要不可欠な業務である。現在、本町のごみ収集業務は北竜段ボール株式会社に委託し実施している。引き続き収集運搬業務を受託して頂けるよう、ごみ収集車の更新に対する支援や、委託料の増額も今後協議していく。できる限り町内の事業者が、ごみ収集運搬業務を継続していけるよう町としても最大限努力していく。
▽林議員
もう1件、ごみ関係で町内の方から町内のごみステーションの設置基準について聞きたいと話があった。新規の設置をしたい場合、維持・補修の負担はどういう状況なのか伺いたい。
▽細川住民課長
ごみステーションの設置基準は設けていないが、今以上にごみステーションを増設する事は考えていない。また修理が必要な場合は補修し、破損が酷い場合は新規で購入している。