くらし 議会だより No.411 議会広報委員会

■研修会
◇北海道町村議会議員研修会
7月8日に札幌コンベンションセンターで令和7年度北海道町村議会議員研修会が行われた。今年度の講師は西南学院大学法学部教授勢せいいち一智子氏「地方議会における議員の多彩化に向けて~地方社会の「鏡」としての議会を考える~」と題して、女性をはじめ若年世代・将来世代を含む多様な主体参画の議論が議会で必須の時代であること。
後半は、人口戦略会議副議長増田寛也氏「人口減少社会を生き抜くために」と題して、地方創生2・0基本構想の概要と好事例が紹介された。現在北竜町が取り組んで深くかかわる内容だけに、聴くに入りやすくさらに焦点が絞られた。
翌日は、恵庭市農畜産物直売所「かのな」から広がった「花ロードえにわ」の各施設を視察し、その後、江別河川防災ステーションを訪問した。かつては舟運で賑わい鉄道に交わる地点である。しかし、大雨による洪水に数多くの甚大な被害に見舞われている。その歴史と、現在の防災ステーションでの対策について施設の案内と説明を頂いた。屋上から石狩川、夕張川、千歳川の流れと合流地点を眺め、大雨においての洪水を免れられない自然環境を想った。(尾﨑圭子)

◇空知町村議会議員研修会
7月16日、妹背牛町総合体育館にて株式会社ダイゼン代表取締役社長柴田貢氏をご講師に迎え「DZマート」地方部出店への取り組みについてと題し講演が行われた。
DZマートの企業理念についての説明があり、現在道内で31店舗を出店し年商107億円になるまでの経緯等を拝聴した。店舗2人体制で成立させる日本一オペレーションコストの低いスーパーマーケットを目指す事を目標とし、それを実現させるための様々な取り組みについて縷々ご講演を頂いた。
とりわけ企業努力の重要課題として「徹底した店舗作業改善」の取り組みと「従業員の満足度の更なる向上」を積極的に推進してきたことにより「健康経営優良法人2025ネクストブライト1000」の中小規模法人部門に選ばれたことなどについて紹介された。(寺垣信晃)

◇北空知議会議長連絡協議会研修会
7月25日、北空知議会議長連絡協議会議員研修会が北竜町において開催され、公益財団法人はまなす財団谷一之氏が「地域課題解決に向けて、議会が果たす役割」と題して講演された。
地域社会は「政治、行政」「産業、経済」「医療、福祉」「教育、文化」が相互に連携し循環することで成り立ち、自然、生産、文化資材を人、モノ、資金、情報等をどのように活用するかが重要な課題であると講話頂いた。
議会が果たすこととして、住民の皆さんの声を傾聴する、住民、行政、議会が地域課題を共有する等、9つの大切な役割を再認識し、今後の議会活動の活性化を図りたい。(木村和雄)

■活動報告
▽8月
4~6日…空知町村議会議長会中央要望
6~8日…北空知議会議長連絡協議会中央要望
10日…THE太鼓まつりin北竜2025、三谷金毘羅宮例大祭
17日…第61回北商ロードレース大会
18日…北竜盆踊り大会
18~20日…決算審査(監査委員)
19日…議会広報研修会
20日…令和7年度北竜町戦没者追悼式
21日…全員協議会、町内団体長会議
25日…例月出納検査(監査委員)
27日…農業振興協議会
28日…興部町議会視察受入、総務産業常任委員会

■活動予定
▽9月
3日…議会運営委員会
8日…北竜町敬老会
10~12日…第3回北竜町議会定例会
未定…総務産業常任委員会、例月出納検査

■議員コラム
7月30日(水)カムチャツカ半島付近を震源とするマグニチュード8・8、深さ35kmと推定される地震が発生し、北海道から関東広範囲に津波警報が出て、多くの人が暑い中避難しました。避難途中、熱中症で病院へ搬送された方が何人もいました。
そんな中、小さな子供を連れた母親が避難所へ行った時に「誰も来ていないのに」と職員の方に笑われたとSNSにあげている人もいたそうです。自分の住んでいる地域に避難指示が出ているのに、そんな事があるのかとびっくりですし、避難指示遅れも数カ所あったようです。
北竜町に津波は来ませんが、こういう事を目にすると避難対策も色々と考えなくてはと思いました。皆様も避難グッズで防寒対策(カイロとか)されているとは思いますが、猛暑対策(袋開けるとマイナス4℃に冷えるタオル等)も必要ですね。使う日が無い事を祈って。(林佳子)

■定例会を傍聴しませんか
第3回定例会(会期9月10日~12日)