- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道沼田町
- 広報紙名 : 広報ぬまた 令和7年11月号
日頃から考えている「ふるさと沼田町」についての希望や課題を見出し、実際の町議会議場で町長に質問をぶつける「中学生議会」が沼田町議会主催で、10月31日(金)役場3階議場で行われました。
沼田中学校3年生は、事前に校内アンケートを行い、調べてきた資料を町長に提示しながら質問し、町長は一つひとつ丁寧に回答していました。
■駅の活用について
高橋杜安(たかはしとあ)さん
後藤銀太(ごとうぎんた)さん
本郷真聖(ほんごうまさと)さん
長田彩李(ながたあいり)さん
吉村侑輝乃(よしむらゆきの)さん
(1)駅周辺に駐車できる場所を作ることは可能ですか?
(2)冬にイベントを開催することは可能ですか?
(3)今後、沼田町はイベントを増やしていく方針なんですか?
◇町長回答
令和8年3月末をもってJR留萌本線が廃線となることから、廃線後の駅舎等をどうするか、JRと話し合いをしているところです。併せて、廃線後の石狩沼田駅周辺の活用方法を検討しているところですが、先日「沼田町駅未来協議会」から、駅周辺の活用策についてご提言をいただきました。この提言を基に廃線後の活性化策について住民皆さんのご意見を聞いたうえで具体な検討を行っていきます。
(1) 「駅周辺に駐車場を作って欲しい」というご提言については、皆さんがこの町に人が来ないという課題に対して考えてくれた「道の駅」をつくり、多くのお客さんを呼び込みたいという考えのご提言と思いますが、「道の駅」については、駅未来協議会からも要請されており、町としても町外からのお客様を呼び込む施設として「JRの駅」から「道の駅」へと生まれ変わらすことで「まちの駅(顔)」として残すことが望ましいと考えていますし、「夜高あんどん祭り」でも駐車場が不足しているので、メイン会場である駅周辺に駐車スペースを確保することが最良であると考えておりますが、費用面や経営面など施設を持続させていく為に解決しなければいけない課題もありますので、町民の意見を聞きながら総合的に検討した上で整備を進めたいと思っています。
(2)、(3) 現在沼田町では、クリスマス時期ではないですが、毎年3月に輝け雪のまちフェスタを実施しています。
新しくクリスマスイベントを開催するには必ず費用と相当な人手も必要です。皆様のご協力をいただき、交流人口・関係人口の拡大が図れるイベントを開催したいと思います。
■人口問題について
石黒立(いしぐろりつ)さん
伊藤李紗(いとうりいさ)さん
高橋隼(たかはししゅん)さん
藤田澪奈(ふじたみおな)さん
松尾奏佑(まつおそうすけ)さん
(1)インパクトの強い、マスコットキャラクターを新たに作ることはできますか?
(2)町民の意見を聞いて、使いそうな施設を増やすことはできますか?
◇町長回答
(1) 全国各地において、まちの魅力を発信するアイテムの一つとして、その地域の代表的な特産品や観光資源をモチーフに作られた独自のキャラクターがPRすることにより全国から注目されれば宣伝効果については極めて大きいものと認識しております。
既に本町では「ピカゾーとスノンちゃん」が雪をイメージさせるキャラクターとして使われておりますが、食や観光など本町独自の資源を活かしたキャラクターであるいわゆる「ゆるキャラ」によるPRを行うことで知名度向上と誘客に繋がると思いますので町民からも町外からも愛される「ゆるキャラ」の活動を後押しする「声」と「協力」をいただけるなら挑戦したいと思います。
(2) 現在「第7次沼田町総合計画」という町の目指すべき将来像を定めたまちづくりの指針となる計画づくりの基礎データとするために住民アンケートによりニーズ調査を行っています。
このアンケート結果を基に住民生活の満足度向上のための各種事業や新たな施設も含め、検討していくこととなりますが、沼田町に見合った施設になるよう精査して取り組みたいと思います。
■施設の活用について
神山塁(かみやまるい)さん
林(はやし)ゆずなさん
山下芽夏(やましためいか)さん
(1)ゆめっくるにいつでも勉強できる場所をつくってほしい
(2)田島公園に遊具を設置し、定期的な草刈りを行なって、遊びやすい公園にしてほしい
◇町長回答
(1) ゆめっくる1階「こども館」(公設塾の部屋)は塾がない時は使用することができますし、2階ラウンジなどを開放することは可能ですので、皆さんのイメージを聞かせていただき、使えるようにしたいと思います。
(2) 田島公園の遊具のサビやひび割れは来年度補修して使えるようにします。
また、ご要望のバスケットコートはとても良いアイデアですが、一年の約半分が雪で覆われて使えなくなりますので、天候に左右されない屋内での利用促進も並行して考えてみたいと思います。
町民の皆さんと議論してつくった「暮らしの安心センター」周辺の旧中学校グラウンド敷地に広場を整備する計画もありますので、皆さんから意見を聞いて、地域の方と一緒に検討してまいります。
