- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道沼田町
- 広報紙名 : 広報ぬまた 令和7年11月号
ふさと創造懇談会を10月30日(木)、11月1日(土)、4日(火)の3日間、町内4カ所で開催いたしました。
今回の広報では、当日お受けしました質問を中心に内容を掲載させていただきます。なお更に詳しい説明を聞きたい方は役場総務財政課までお問合せいただきますと、担当者にお繋ぎいたしますので、お気軽にお問合せください。
■ほろしん温泉への太陽光パネルの設置について
ほろしん温泉の敷地内に太陽光パネルを設置し、発電した電力をほろしん温泉にて利用いたします。
太陽光パネルの設置工事については、「株式会社カネカ」が実施し、発電された電力をほろしん温泉が北海道電力の価格よりも安く購入することで試算では、年間約30万円ほど電気料金を圧縮することができます。
また同時に蓄電設備の設置によって、災害時、停電になった場合でも全館ではありませんが、電力を供給することができるという「防災面」での効果も期待できます。さらに太陽光利用による「CO2の削減」という環境面での貢献にも繋がります。
太陽光パネルは、積雪を考え、垂直型のパネルとなっており、地面から2mの高さにパネルを設置する設計となっております。
現在、工事を進めており、11月中の完成を目指し、完成後は速やかに利用できるよう進めたいと考えております
■携帯電波不感地域通信対策について
近年、町内でスマート農業技術の導入が進んでおりますが、真布・更新3地区においては、電波が受けられず、スマート農業を使えない状態となっていることから、光回線から電波を飛ばし、中継アンテナで電波を受け取ることでスマート農業技術が利用できるようになります。
利用される方は、実際に利用するトラクターなどに「アクセスポイント」というスマートフォンで受け取ることができる電波に変換する機器を設置して利用していただくくことになります。
ここで使える電波は、「インターネット回線」であり電話を利用することはできませんが、ライン通話などインターネット回線を利用した通話やメールの利用が可能となります。
整備期間については、既に整備に取組んでおり、更新3地区、真布の一部は来年度から、真布の奥については令和9年度からの利用開始を予定しております。
■旧恵比島小学校跡地について
電力事業を計画している「ジーマックスエネルギー株式会社(東京都千代田区)」という会社から、事業拡大のため探していた土地の条件として旧恵比島小学校跡地が合致していることから、この土地を購入することができないか相談を受けております。
今回、計画している事業は、大型の蓄電池を設置した上で、電力が安い時間帯に北海道電力から電気を購入し、電力を多く使用する時間帯に販売をするという事業です。
総事業費といたしましては、使用できる土地の広さにもよりますが、現計画としては、蓄電池55基のほか、必要となる設備費で約130億円と聞いておりますが、莫大な事業費でありますことから、現在、企業と北海道電力との間で送電線の使用料等の費用面について協議を行っており、この結果、事業採算性が確保できると判断した際に、改めて売買に向けた相談をさせていただきたいということでお話しがありました。
仮に設置することとなった場合、設置工事に2年程度かかることから、令和8年度か9年度には着手したいとのことですが、旧恵比島小学校跡地に石碑があることから、石碑を避けるように土地の分筆や石碑への進入道路も敷設してもらうこととしています。
また、この蓄電池設備を設置することで電磁波等の影響により身体に何らかの害を及ぼすことは医学的・科学的に無いということを確認しており、安全対策として外周に高さ1.8mほどのフェンスを設置することとなっております。
