子育て TownNews

■当麻山からの展望を楽しんで~平井建設が無償で清掃
平井建設工業(株)(平井健一郎代表取締役)が5月2日、当麻山登山道で無償の清掃活動を行いました。
同社は、大雪国立公園の登山道整備を請け負っており、当麻山観光施設のオープンに合わせ、「地元の里山も美しくしたい」と6年前からこの活動を続けています。
この日は、展望台に生えた苔や草を鍬などで丁寧に取り除いたほか、登山道や側溝にたまった落ち葉や枯れ枝などを、ブロワーで吹き飛ばす作業も行いました。
展望台には五ウン精の看板もあり、これからの季節は多くの観光客でにぎわいます。「展望台からの景色を、訪れた方に気持ちよく楽しんでほしい」という思いが込められた、心のこもった清掃活動でした。

■水路の危険を学ぶ~いのちをまもる授業
5月8日、当麻土地改良区(太田正人理事長)が「出前授業」として、当麻小学校の1年生33人を対象に水路の危険性やその役割について学ぶ「いのちをまもる授業」を実施しました。
授業は音楽室でDVDを視聴しながら出題されるクイズに答える形で行われ、子どもたちは「自分の家の近くにも水路がある」というように自分たちの生活に引きつけて授業を受けており、真剣そのもの。
視聴後の感想発表では「水路の近くにある金網が壊れていたらどうすれば良いですか?」と質問も出るなど、「いのちをまもる」ための大人たちの思いを受け止め、学んだことを生かそうとする子どもたちの姿がありました。

■始まりは133年前~当麻町開町記念式
開拓記念日の5月10日、当麻町開町記念式が開催され、会場となった公民館まとまーるに、78人の参加者が集まりました。
式典では、貴重な映像を収めた歴史を振り返る動画が上映されました。町内の方へのインタビューと当時を伝える写真や映像からなり、動画の中の懐かしい情景に参加者から思わず感嘆の声が漏れる場面も。
式典で村椿町長が「先人のたゆまぬ努力、その礎の上に暮らしている」と述べたとおり、133年前から今に至るまで町民が紡ぎ続けた歴史に想いを馳せる時間となりました。
※式典で上映された当麻の歴史を伝える動画のQRコードを掲載します。ぜひご覧ください。
当麻の記憶~開拓から今までの歴史を振り返る~

■全道の舞台へ!決意を胸に~当麻卓球少年団が全道大会出場
5月10日に札幌市で行われる「全農杯北海道卓球選手権大会兼全日本予選会」に出場する当麻卓球少年団の3人が、前日9日に町役場を訪れ、中村欣也教育長に出場の報告をしました。
3人は、4月に旭川市で開かれた地区予選を勝ち抜いた選手たち。小学6年生以下男子の部では、射場正幸くん(小5)が9位、女子の部では大友菜々さん(小5)が7位。さらに、小学4年生以下女子の部では、藤井恭花さん(小4)が2位に入り、それぞれ全道出場を決めました。
代表で報告した射場くんは、「まずは第1試合に勝つことが目標。全力で頑張りたい」と力強く意気込みを語りました。(結果はいずれも初戦敗退)

■お米を作ろう~田んぼの教室
5月13日、当麻土地改良区(太田正人理事長)が町内の小学5年生を対象とした「田んぼの教室」の初回授業(全5回)を実施し、49人が参加しました。
授業は役場横にある赤い屋根の農舎で、当麻での米作りを題材にしたクイズからスタート。その後、舟山農園の圃場に移動し、田んぼの学校校長の舟山賢治さんが子どもたちに稲や米作りの説明を行いました。
説明の後に、子どもたちから、苗はどのくらいまで成長するか、お菓子にするならどの品種が美味しいかなど様々な質問が出ており、「田んぼの教室」を通して子どもたちの当麻の米作りへの興味がさらに高まる結果となりました。

■青空の、田んぼの中で、苗を植え~田んぼの学校
5月27日、役場横にある「田んぼの学校」で毎年恒例の「田植え」が開催されました。
今回は、当麻小学校4~6年生、宇園別小学校の全児童、当麻中学校2年生の計197人と町民ボランティアや運営スタッフなど、総勢約400人が参加。
当日は青空の下、子どもたちは慎重に田んぼの中へ。初めて田んぼの学校の田植えを体験する4年生は、周りからサポートを受けるなど、全員が協力して、時には転んで泥だらけになりながらも笑顔で田植えを終えました。
田植えの後、公民館まとまーるでは、女性団体連絡協議会とボランティアの会の協力により、特製のカレーがふるまわれました。おかわりのために列をつくる子どもたちの姿も見られ、会場はにぎやかな雰囲気に包まれました。この日のお米は、昨年子どもたちが「田んぼの学校」で植えたもの。自分たちの手で育てた成果を味わう子どもたちの表情は、誇らしげな笑顔であふれていました。