くらし 今月のまちからのお知らせ(2)

■[06]令和6年度決算報告
町では、皆さんから納めていただいた税金や、国や道からの交付金などを使い、さまざまな事業を行っています。これらの使い道を分かりやすくまとめたものが「決算」です。ここでは、皆さんの生活に最も関わりの深い「一般会計」を中心に、その概要を紹介します。

●1.一般会計〔歳入〕

一般会計は、町の基本的活動を遂行するために必要な経費やその収入を経理する会計です。
令和6年度の歳入総額は47億9,595万円で、前年度より3億3,369万円増加しました。
増加の主な要因は、地方交付税や寄附金の増加によるものです。
本町の歳入のうち、国や道に頼る依存財源は全体の約80%で、うち地方交付税は約45%でした。

○自主財源《町が自らの力で確保できる財源》(単位:千円)

○依存財源《国や道から交付される財源》(単位:千円)

●2.一般会計〔歳出〕

令和6年度の歳出総額は44億9,213万円で、前年度より2億8,381万円増加しました。目的別に見ると(下表(1))、民生費が約30%で最も多く、次いで総務費が約27%となっています。支出の性質別では(下表(2))、補助費等が約33%で最も多く、次いで物件費が約20%となっています。

○(1)目的別歳出の状況(単位:千円)

○(2)性質別歳出の状況(単位:千円・%)

●3.特別会計
特定の事業や収入に基づいて事業を行う場合は、その経理を一般会計とは別に「特別会計」として区別します。町では現在、条例や法律に基づき4つの特別会計を設けており、それぞれの決算は下図のとおりです。

○特別会計(単位:千円)

●4.企業会計
町では、収益をもとに運営する事業として、2つの事業で会計を設けています。なお、日常の運営を示す収益的収支と、施設整備など将来への投資を示す資本的収支に分けて決算をまとめています。

○企業会計(単位:千円)

●5.基金(町の貯金)
条例の定めにより、特定の目的のために資金を積み立てておく、「町の貯金」ともいえる資金です。計画的に積み立てと取り崩しを行い、健全な財政運営に役立てています。

○基金額(令和6年度末)(単位:千円)

●6.町債(町の借金)
町では、大規模な施設整備などを行う際、国や道の補助を受けても、その残りをその年の自主財源ですべて支払うことは不可能です。
そのため、将来にわたって利用する施設の費用を世代で分担するという考え方のもと、必要な財源を「町債(地方債)」として借り入れています。
町債を活用して施設整備を進めることも大切ですが、借入に過度に依存しない健全な財政運営を心がけることが重要です。

○町債残高(令和6年度末)

▼町民1人当たりが負担したお金=94,102円
町税総額3億1,863万円÷人口3,386人※

▼町民1人当たりに使われたお金=1,326,677円
支出総額44億9,213万円÷人口3,386人※

※令和7年3月末現在の住民基本台帳等登録者数

問い合わせ先:総務企画課 総務室財務係