くらし 野生動物対策の状況

■エゾシカ
10月の駆除による捕獲数は49頭でした。11月も堅調で、今年度累計は400頭を超えました。例年と比べて、夏以降の捕獲が多くなりましたが、背景として農地で活動するシカの数が多いことが挙げられます。村の月毎の調査では、例年値と比べて6月までがほぼ同水準、7月以降は倍ほどの高水準で推移しております。全体の個体数よりも行動の変化による影響が大きいと思われます。

■ヒグマ
11月以降、活動情報は徐々に減る傾向にあります。雪が積もったことで足跡が分かりやすくなり、情報件数は一旦増えますが、特に心配な事例は見受けられません。おおむねこのまま冬眠に入っていくものと思われますが、昨年度は12月や1月にも林内で活動情報がありました。今期がどうなるか注視しています。
昨今全国で問題になっているクマの市街地侵入に対して、緊急銃猟も含めた対応を円滑に行えるよう、11月6日に机上訓練を行いました。村職員、駐在所員、捕獲従事者らが集まり、千歳の住宅地にヒグマが入った想定で、どんな対応が有効か激論を交わしました。今後もさまざまな形態で取り組みを重ねてまいります。

問合せ:農林課林業振興室野生鳥獣専門員
【電話】56-2174