健康 健康メモ ~聞こえにくさと認知症の関係~

最近、耳が聞こえにくいと感じることはありませんか。高齢期の「難聴」は、加齢に伴いゆるやかに進行するため、いつしか人や社会とのつながりを避けるようになり、認知症やフレイルの発症要因となるといわれています。

〇難聴と認知症の関係
聞こえにくさ→早めに気づき聞こえを改善→会話や外出が増え認知症予防に!

人との会話が減る

社会とのつながりが減る

認知機能が低下しやすい


引用元:全国高齢難聴者推計と10年後の年齢別難聴発症(2012)

◆「聞こえ」のしくみ

◆「聞こえ」のチェックリスト
□ 会話をしているとき、聞き返すことがよくある。
□ 相手の話した内容を聞き取れず、推測で内容を判断することがある。
□ 電子レンジの「チン」という音や、ドアのチャイムの音に気づかない。
□ 家族に「テレビやラジオの音量が大きい」と注意される。
□ 大勢の人がいる場所や周りがうるさい中での会話は、聞きたい人の声が聞きづらい。

1つでも当てはまる方は、早めに受診を!

聞こえが悪いと感じたら、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。
できるだけ早期から補聴器などを使い、「聞こえ」を改善することで、会話を楽しみ、外出や趣味を続けることが大切です。

◆介護予防講演会のご案内
テーマ:「耳の聞こえと認知症予防」
講師:旭川医科大学病院 耳鼻咽喉科 井上貴博医師
日時:令和7年11月14日(金)午前10時~1時間半程度
場所:保健福祉センター
ぜひ、ご参加ください

理学療法士 中川絵里子