- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道小平町
- 広報紙名 : 広報おびら 2025年7月号
小平町にとってこの季節は1年をとおして最も過ごしやすい季節です。園児・児童・生徒はこの時期に運動会などの体育的行事や旅行的行事を経験し、人と人との関わりや、仲間との協働などを学び、大いに成長していきます。
■子どもたちの成長ポイント
〔鬼鹿小学校〕~来月は小平中学校を予定しています~
『縦割り班活動』
鬼鹿小学校の特色ある活動の一つに全校児童による「縦割り班活動」があります。5月22日に、今年度最初の縦割り班活動を学校農園のじゃがいもの種芋植えと枝豆の種植え作業の中で行いました。この活動は、毎年行っており、活動の内容が大きく変わることはないのですが、最初、リーダーである6年生は、うまく下級生に説明をしたり、指示を出したりすることができません。うまくいかないので、高学年児童同士で確認し合ったり、打ち合わせをしたりすることで、徐々に活動がスムーズになってきて、下級生たちは上級生の指示に従って活動できるようになりました。こうして、子どもたちの試行錯誤の成果によって、最初ぎこちなかった異学年集団が、まとまりある活動を行えるようになっていきます。鬼鹿小では、機会あるごとにこの縦割り班活動を行います。6年生を中心とした高学年の子どもたちが、活動を何回も重ねるにしたがって、リーダーとして成長し、活動そのものがレベルアップ、洗練されていく様子を見られることは、とてもうれしいものです。今年度はまだスタートしたばかりです。これからどんどん子どもたちは成長していきます。リーダーとして自信をもって行動できるようになった6年生に下級生たちは憧れをもち、自分たちも6年生になったらあのような姿になりたいなぁと思うのです。こうして鬼鹿小の伝統は、受け継がれていきます。
『朝トレ(トレーニング)』
鬼鹿小学校では、6月7日の運動会に向け、子どもたちが体力づくりに取り組んでいます。その一つが5月23日から始まった「朝トレ」です。毎週月・水曜日の朝学習の時間を、この時期だけ体力づくりに割り当て、体の上手な使い方を身に付ける「コオーディネーショントレーニング」に取り組んでいます。初日のメニューは「ねことねずみ」。柔軟体操で体をほぐした子どもたちは、「ねこ」チームと「ねずみ」チームに分かれ、指導者の「ね、ね、ね…」というかけ声に集中し、「ねこ!」と言われたら、「ねこ」チームが「ねずみ」チームを追いかけ、「ねずみ!」と言われたら、「ねずみ」チームが「ねこ」チームを追いかけるというゲームに挑戦しました。このルールに、最初は少し混乱気味の子どもたちでしたが、何度か繰り返す内にすばやく反応できるようになり、「待て~!」「逃げろ~!」と歓声を上げながら、ゲームを楽しんでいました。時折、「ね、ね、ね、ねりけし!」などのフェイントもあり、終了後は「楽しかった~!」「だまされるところだった~!」という子どもたちのつぶやきも聞かれるなど、楽しみながら瞬発力や敏捷性、走能力を高めるよい機会となったようです。こうした活動に全校で取り組めるのが小規模校の鬼鹿小学校の特徴でもあります。低学年は高学年の様子に刺激を受け、高学年は低学年を気遣いながら、みんなで体力づくりに取り組んでいます。
■上の記事の今後の予定
8月号 小平中学校
9月号 小平高等養護学校
10月号 小平・鬼鹿幼稚園
11月号 小平小学校
12月号 鬼鹿小学校
1月号 小平中学校
2月号 小平高等養護学校
3月号 小平・鬼鹿幼稚園