健康 〔保健だより〕RSウイルスワクチン費用一部助成のお知らせ

RSウイルス感染症の症状は、発熱・鼻汁・咳などの風邪症状が数日続きます。多くは軽症で回復しますが、重症化した場合は、細気管支炎・肺炎などをおこし、死亡に至る事もあります。特に高齢者や基礎疾患(喘息、慢性閉塞性肺疾患、糖尿病など)のある成人については注意が必要です。
小平町では、RSウイルス感染症の発症・重症化の予防のため、令和6年4月より、RSウイルスワクチン費用の一部を助成しています。

小平町民で、接種時に60歳以上の方が助成対象となります。
※助成が受けられるのは2年に1回となります。(令和6年4月1日以降の接種より対象です)

■助成内容
ワクチンの種類:RSウイルス感染症予防ワクチン(不活化ワクチン)
接種回数:2年に1回接種(臨床試験により変更の可能性あり)
*約2年予防効果が持続します。
料金:1回12,000円
*1回接種あたり約26,000円のうち、町で約14,000円を助成します。
支払い方法:上記の料金を、接種医療機関でお支払いください。
実施する医療機関:
・町立診療所
・留萌市立病院
※事前申込みが必要です。
予防効果:60歳以上で82.6%(1つ以上の基礎疾患のある方での有効率…94.6%)
副反応:注射部位の痛み・紅斑・腫れや筋肉痛・疲労感・頭痛 など

申込み:
(1)接種を希望される方は、保健福祉課健康づくり係(【電話】56-2111)までお申込みください。
(2)お申込み後に、予診票・注意事項等の必要な書類を送付いたします。
※ワクチンの在庫状況により、ご希望の日程に添えない場合がございます。

町立診療所を希望…後日、接種日時をお知らせいたします。
留萌市立病院を希望…(内科外来~月・火・木・金曜日の午前中)
接種日時は、必要書類を受け取り後、直接医療機関にお問合せください。

■RSウイルスとは??(和名:呼吸器合胞体ウイルス)
高齢者のRSウイルス感染症予防はなぜ重要?
○60歳以上の成人の場合
約70万件が発症
約63,000件が入院
約4,500例が死亡

死亡・入院に至ることがあります

▼RSウイルス感染症の感染経路
RSウイルス感染症の感染経路は、飛沫感染・接触感染です。空気感染はしません。

▼RSウイルスは肺炎を引き起こすきっかけにもなります
肺炎で亡くなる方の約95%が65歳以上の高齢者です。

■RSウイルス感染症の治療法
成人においては、RSウイルス感染症に対する特定の治療法はありません。基本的には症状を和らげるための対症療法が行われます。現在はワクチンによる予防が可能となっております。

出典:グラクソ・スミスクライン(株)『RSウイルス.jp』より引用

問合せ:保健福祉課 健康づくり係
【電話】56-2111