- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道小平町
- 広報紙名 : 広報おびら 2025年10月号
爽やかな季節になり、各幼小中学校では季節に応じた行事が行われました。園児・児童・生徒たちはこのような機会をとおしてコミュニケーション能力や人間関係構築能力を高め、豊かな心やお互いを尊重する心を育んでいきます。
■子どもたちの成長ポイント
〔小平・鬼鹿幼稚園〕~来月は小平小学校を予定しています~
『いもほり体験・野菜の収穫』
小平幼稚園では、直接体験を大切にしながら保育をしています。身近な自然環境の中で思い切り体を動かし、様々な発見や疑問に思いを膨らませ試行錯誤しながら友達や保育者と楽しんでいます。畑の野菜栽培・収穫もその一つで、畑起こしや苗の提供、育て方のレクチャー等、保護者のご協力をいただきながら子どもたちの手で一つ一つ大事に植え、世話を楽しんできました。雑草取りや水やり、天敵の虫の駆除法を図鑑で調べ、家庭から聞いた情報を実際に自分たちで試す姿もありました。最初は土や虫に抵抗があり触れない幼児や野菜が苦手で興味が向かない幼児もいましたが、異年齢で伝え合って世話や観察を続けていくことで、毎日畑に行くことを楽しみにするようにもなりました。「早く食べたいな!」「土の中のいもはどうなっているのかな…」「幼稚園の野菜が一番美味しい!」と興味関心も広がり、待ちに待ったいもほりでは大歓声が上がり、友達と競うように夢中になって掘る姿が印象的でした。収穫した野菜やいもは、年長児が自分たちで料理して宿泊保育で食べたり、愛生園のおじいちゃんおばあちゃんにプレゼントしたりと子どもたちの思いは継続しています。今も畑に行っては虫探しやいも探し、ひまわりの観察を楽しんでいます。自然体験の中で子どもたちは、好奇心や探究心を深め、自信や学びを得ながら豊かな心が育まれています。(小平幼稚園)
『豊かな自然環境をとおした飼育活動』
鬼鹿幼稚園の園児は地域の豊かな自然の中で、日常的にそれらの環境に関わりながら過ごしており、園内には飼育している生き物がたくさんいます。昨年度からのカナヘビとツブに加え、春に園近くの水たまりで自作の網を使い採取し孵化させたエゾサンショウウオ、園舎周りで見つけたアマガエルとコクワガタ、夏にツインビーチで釣った磯ガニとヤドカリが、ホールに設置した『飼育コーナー』に所狭しと並んでいて大賑わいです。飼育するということはお世話が必要になりますが、園児たちが教師と共に取り組んでおり、“どのような住処を作ってあげればよいのか”“何を食べるのか”など園の図鑑で調べ、得た情報を基に自分達で餌となる虫を捕まえて与えたり、漁業を営むご家庭の保護者に海水をお願いしたりしています。また、関わり方もそれぞれで、登園時に欠かさず『飼育コーナー』を見る子、家族と自宅でエサとなる虫を瓶に入れて持参する子、虫眼鏡でじーっと観察をする子、手や服の上に乗せて愛でる子、与えた虫を捕食する姿に衝撃を受けたり感動したりする子、飼育ケースの汚れに気付いてきれいに掃除をする子、など様々です。こうした日々を通して、誰かに教えてもらうだけではなく、実際に関わりながら調べたり考えたりし、新たな気付きや学びへと繋がっている姿が見られてます。これから秋を迎え、これまでとは違った表情を見せる鬼鹿の自然。五感をフルに使い園児全員で楽しんでいきます。(鬼鹿幼稚園)
■教育委員会より
「令和7年度全国学力・学習状況調査結果」について
今年の4月に小学6年生と中学3年生を対象に全国学力テスト・学習状況調査を行いました。各教科のテストの正答率は下のとおりです。全道・全国の平均を上回っている教科がほとんどですが、小学校の国語は若干平均よりも低くなっています。これらの結果を踏まえて、学校での指導の充実や子どもたちの学習状況の改善に役立ててまいります。
○小学校正答率(%)

○中学校正答率(%)スコア

※結果の詳細につきましては今後ホームページに掲載します。
