健康 病院だより No.107

●コミュニケーション
〔伝える力・聴く力を磨いて、より良い医療を〕を題材とした研修会が院内の医療安全対策委員会主催で先日行われました。フリーアナウンサーである講師の方より「声の出し方」「言葉の選び方」「対面の表情」について教えていただきました。この3点が上手くいくと相手方との信頼関係が生まれる。当たり前のことと思いつつも実際日常的にそう考えて言葉を発しているか? 自分は100点満点中何点か考える機会となりました。
医療安全とコミュニケーションは何が関係するかという問いがあるかと思いますが、情報を得て伝達し共有した先に個々に合わせたケアを提供していくのが医療の現場です。受ける側と提供する側の大切なツールです。スタッフ間での伝達不足や言い間違えがミスにつながることがあります。共有という言葉をもっと大切にしていかなければなりません。また、不足な情報は聞き出す術が必要となります。
看護業務の中には書類の提出によって情報を得る作業があります。例として今までかかった病気やケガ等の既往歴について何も記載されてなかったため、あえて尋ねると実際にはたくさんの病歴がありました。記載しなかったのは、その病気にかかった年齢がはっきり思い出せなかったため正しい記入に至らなかった、という返答でした。質問のとらえ方は人それぞれ様々です。常に自分が考えている事だけではない、色々な解釈が存在するのです。事が上手く進まない時は自らの視点を変えていくことも必要です。
SNSとよばれるツールが当たり前のようになった現在は、言葉の相違による感情のはき違えが生じることが多くなっています。相手の顔も声も見えない聞こえない中での伝達は、便利の裏返しに人間関係を良くないものにしてしまうことが多々あると感じています。時と場合に沿ったコミュニケーションツールの使い分けを上手にしていかなければなりません。直接耳に入る声や言葉の意味、直接感じ取る表情が相手にとって安心感に繫がるコミュニケーションを心掛けていきたいと思っています。
(文責 看護師長 田口美紀子)

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