健康 病院だより No.108

●住み続けられる天塩、そして、選ばれる病院を目指して
コロナ禍以降、入院患者数は減少傾向が続いており、診療報酬の収益が減少する中、昨今の物価高騰・人件費の上昇は、当院においてもその影響を大きく受けており、経常利益の赤字額が年々増えています。
この傾向は、テレビや新聞等での報道にもたびたび報じられるように、当院のみに限った状況ではなく、どの病院・診療所でも同じことが起こっています。
そのような状況下であっても、当院としてできることはないか、より良いサービスの提供と体制維持に向け、何ができるのか現在、業務・事務の点検、光熱水費の節約方法など様々検討しています。
そのうちの一端として、昨年来、入院患者様との面会に使用する場所を感染対策として、エレベーター前としておりましたが、ゆっくりと話もできないと町民の代表で構成される町議会からもご意見をいただき、この度、2階病棟に面会室を設置いたしました。今後は、入院患者様とその関係者の方がゆっくりと安心して面会ができるようになりましたのでご案内いたします。
なお、面会時間などは患者様の体調や面会する時期の感染症等の状況を総合的にかんがみ、決定させていただいておりますので、面会時間が短いと感じられる方もいらっしゃることは十分に承知しておりますが、患者様ご本人や他の入院患者様の体調や療養を第一に考えての判断ですので、何卒ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
このような小さなことですが、我々現場では、患者様や地域の方々の心の安寧につながることを一つずつ積み重ねていきます。
それでも、天塩町から赤字補填のため多くの繰入を行っている事実は決して目を背けることはできません。これが、民間病院であれば不採算部門の削減と今後採算が見込める部門への注力することで、経営改善を図るところかと思いますが、当院は民間病院とは異なり、町内唯一の医療機関として、天塩町及びその周辺地域の患者様の受け入れを行っております。そのため、不採算部門とはいえ診療を継続しなければ、地域住民の方々は、安心してここ天塩に住み続けることが困難となってしまいます。
そうならないためにも、当院としては町内唯一の医療機関という言葉の上に胡坐を組むことがないよう、今一度気を引き締め、患者様及び地域住民の皆様が引き続きこの天塩町に住み続けることができるよう、求められる医療機関として成長し続けることが必要です。
そのための新たな一歩として、今後もあゆみは小さいかもしれませんが、また一つ新たな試みを積み重ねて参ります。この他、我々が気付かないことも多くあろうかと思いますが、お恥ずかしい限りですが皆様からのご意見もお待ちしております。

これまで、当院の入院病棟では面会の際、エレベーター前での面会をお願いしておりましたが、入院患者様や地域の方のお声もあり、新たに面会室を設置しました。
面会をご希望の際は、お手数ですが面会の予約を取っていただきますよう、よろしくお願いいたします。

お問い合せ先:天塩町立国民健康保険病院
【電話】(2)1058