その他 編集後記

♪いつも「広報てしお」をご愛読いただきありがとうございます。広報担当の菅野です。
♪町民文化祭では、お仕事の傍らで、また歳を重ねてもなお、好きなことに取り組み続けている皆さんのパワーを感じることができ、出展者の1人としてもよい刺激をいただきました。
♪皆さんは、グランマ・モーゼス(モーゼスおばあちゃん)というアメリカの画家をご存じでしょうか。片田舎の農婦であったモーゼスは刺繍を趣味にしていましたが、リウマチが悪化して作業を続けるのが難しくなり、油絵に転向したのは70歳を過ぎてからだったといいます。近所のドラッグストアに飾っていた作品がたまたま美術品コレクターの目に留まったことで、モーゼスの才能は日の目を見ることになります。ニューヨークのギャラリーで初の個展が開催された時、モーゼスはなんと80歳。四季折々の農村の風景と、そこで生き生きと働く人々の姿を素朴なタッチで描き続け、101歳で亡くなるまでの間にたくさんの作品を残しました。心のままに創作活動を続け、高齢になってから思いがけず有名になったモーゼスのように、皆さんの中にもまだ誰にも気づかれていない才能が眠っているのかもしれません。来年度もたくさんの作品が見られることを楽しみにしています。
♪広報紙への記事掲載や取材のご依頼などございましたら、お気軽に企画商工課広報情報係までご連絡ください。