- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道美幌町
- 広報紙名 : 広報びほろ 2025年12月号
『こどもの不安を受け止めるかかわり』
子どもは日常生活で色々な思いをしています。その思いが様々な形でこころやからだの反応として現れることがあります。周りの大人が子どもの気持ちの変化に気づき、落ち着いて受け止めてあげると、安心して生活することができます。お子さんへのかかわり方や子育てについて気がかりなこと、悩んでいることがありましたら、子育て世代包括支援センターはぐのんのへご相談ください。
◆子どもの不安の表し方
・から元気
・よく笑う(ショックで興奮した状態)
・ぼーっとしていて話さない
・イライラして乱暴
・からだの症状を訴える(頭が痛い、おなかが痛い、体がしんどい、食欲がない、だるい等)
・赤ちゃん返り(抱っこをせがむ、できることをやってほしがる等)
・自分を責めるような発言をする(自分のせいで大変なことになった、何もできなかった等)
◆子どもの不安を受け止めるかかわり方
▽子どもの話をじっくり聞く
子どもが何か話そうとしているときは、否定せず、「そうなんだね」「そう思ったんだね」と話を聞きます。時間が取れない時はその理由を説明し、後で必ず聞く約束をします。
▽抱きしめる、手当てをする
不安の表現があったときは、しっかり抱きしめてあげます。痛いというときは、そこに手を当て「痛いんだね」と声をかけ、優しくなでたり、さすったりします。
▽怖いと訴えるときは、怖くないやり方をする
夜や暗いところ、それ以外にも子どもたちそれぞれに怖いと感じるものがあります。一緒にやってあげたり、「どんなやり方なら大丈夫?」と一緒にやり方を考えたりします。
▽赤ちゃん返りは付き合う
赤ちゃん返りは不安から立ち直ろうとする自然な反応です。決して叱らず、温かく受け止めます。
◆子どもが考えた気持ちを楽にする23のくふう
・小学1年生~高校3年生を対象とし、2021年に国立成育医療研究センターが行ったアンケートの結果をまとめたものです。
・「ストレスを感じた時、あなたはどんなことをして気持ちを楽にしていますか?」という質問に子どもたちが答えてくれました。この質問を考えたのもこどもたちです。
・誰かに話す、聞いてもらう、書きだす、絵を描く、歌う、音楽を聴く、本やマンガを読む、動画を見る、ゲームをする、遊ぶなど工夫の方法を答えてくれています。
参考文献:日本家族計画協会
「お母さんお父さんのまごころでお子さんの不安を包んであげましょう」
国立成育医療研究センターHP「気持ちを楽にする23のくふう」
問合せ:保健福祉課 健康推進G(窓口6番)
【電話】77-6544・77-6545
