くらし 美幌の水を知る

◆安心・安全な水を毎日届ける
『生活を支える水道』
「お風呂やシャワーを使う」「トイレで水を流す」「手を洗う」「洗濯をする」「外食でお店のごはんを食べる」など、日常生活には水が欠かせません。蛇口をひねれば当たり前のように水が出てきますが、各家庭で使える水がどのように届けられているかご存じでしょうか?
美幌の水道のはじまりは昭和14年まで遡ります。田中地区の旧海軍航空隊の基地設置とともに創設され、以降、旧海軍航空隊の送信所や官舎への送水のため、基地付近から東1条南4丁目までの水道管が設置されるなど、時代の流れとともにその範囲を拡大してきました。現在、給水普及率は95・1%(令和5年度)となっており、日々の生活になくてはならないものとなっています。
日本では当たり前のように蛇口から出てくる水を飲むことができますが、水道水をそのまま飲むことができるのは世界でも11か国しかないと言われています。そんな安心・安全な「美幌の水」は、日並浄水場において、厳しい水質基準をクリアしているか検査をしながら365日24時間体制で作られています。

◆水道水が届くまで
美幌町の水道水は、日並浄水場にて365日24時間体制で作られています。
安心・安全な水道水は以下の工程を経て、各家庭へ届けられています。

▽日並浄水場で水が作られる工程
(1)水源池
女満別川の水を水源としており、ここで集めた水を浄水場へ送ります。この水源池の水がきれいであることが、おいしい水道水となっている大きな理由です。

(2)着水井
水源池から送られてきた水が最初に流入する場所で、浄水場に入ってくる水の量を調節します。

(3)フロック形成池
薬品の力で砂や濁りなどを集めた塊を作ります。この塊をフロックと呼びます。

(4)沈殿池
フロック形成池で作られた砂や濁りなど(フロック)をゆっくり沈めて取り除きます。

(5)ろ過池
砂の層をくぐらせて、さらに細かいゴミなどを取り除き、きれいにします。

(6)塩素注入
安心して飲める水にするため、最後に塩素を入れて消毒します。ここで作られた水が安心して飲める水かどうか、水質を24時間監視しています。

(7)配水池
各工程を経て作られた水を貯めておく場所です。ここから水道管を通り、各家庭へ安心・安全な水道水が届けられます。

▽美幌からえりも岬まで?
美幌町にある水道管を一直線に繋げたら、その長さは約265kmになります。265kmというと、おおよそ美幌町からえりも岬までの距離に相当します。

◆水道工事・修繕は「指定工事事業者」へ

問合せ:上下水道課 営業G
【電話】77-6554