健康 健康メモ

『感染症を予防しましょう』

感染症は、ウイルスや細菌などの病原菌が体内に入り増殖することで発症する病気です。季節性インフルエンザは12月から2月頃にかけて流行することが多く、新型コロナは、ワクチン接種や自然感染によって免疫を獲得した人が増え、現在は感染した人のほとんどが軽症で済んでいますが、高齢者や基礎疾患のある人は重症化することもあり軽視できない感染症です。またノロウイルスによる感染性胃腸炎も、冬から春にかけて感染者数が増えるため注意が必要です。
これからの寒い季節、特に感染症対策を心がけることで、自分や家族、身近な人を守ることにつながります。

■どのように感染するのか?
▽空気感染
咳やくしゃみなどにより空気中に出た細菌やウイルスが、感染性を保ったまま空気の流れに乗って拡散し、それを他の人が吸い込むことで感染します。

▽飛沫感染
咳やくしゃみ、会話によって飛び散ったしぶき(飛沫)に含まれる病原体を、近くにいる人が吸い込んでしまうことにより感染します。飛沫の届く範囲は1~2メートル程度です。

▽接触感染
感染している人の皮膚や粘膜に触れたり、病原体がついたドアノブや手すりなどの物に触れたりした手で、自分の鼻や口を触れることで感染します。

▽経口感染
ウイルスや細菌に汚染された水や食べ物を口にすることで感染します。

◆感染症を防ぐ方法
感染経路の遮断と私たち自身の抵抗力を高めることが大切です。

▽手洗い
帰宅時、調理の前後、食事前、咳やくしゃみをした後は丁寧に手洗いしましょう。

▽マスクの着用
咳などの症状がある場合、受診時、混雑している場所に行くときなど、感染を拡げない、自身の感染予防のためにも役立ちます。

▽室内の環境(湿度・換気)に気をつける
こまめに換気をし、室内は湿度を50~60%に保つと効果的です。

▽予防接種
予防接種で感染を100%予防することはできませんが、感染した場合でも重症化を防ぐ効果があるとされています。

▽感染症を予防する生活習慣
普段から、十分な睡眠、バランスのよい食事を心がけましょう。また、口の中の細菌は、ウイルスを粘膜に付着させる役割を持っていると言われています。口の中を清潔に保つ習慣も大切です。

◆感染症が疑われる場合
かぜ、インフルエンザ、新型コロナの症状は発熱、頭痛、体のだるさ、咳、のどの痛みなどよく似ています。症状の出方は人それぞれですので、無理せず早めに休養をとることが大切です。
医療機関によっては、かぜ症状のある方への対応を他の方と区別して行っている場合もありますので、受診される際には電話で症状や状況を伝えてからの受診をお勧めします。

問合せ:保健福祉課 健康推進G(窓口6番)
【電話】77-6544・77-6545