くらし 6月は食育月間(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道様似町
- 広報紙名 : 広報さまに 令和7年6月号
毎年6月は食育月間として、食育の知識を深めるため、全国的に食育の推進活動が行われています。今月号の特集では、昨年10月に実施された「“食”に関するアンケート調査」の結果『概要版』と、様似町で行われている食育に関する取組の一部をご紹介します。
■令和6年度“食”に関するアンケート調査の結果『概要版』
様似町では、令和2年度に実施した「食に関するアンケート」のその後における意識、行動等の変化を把握し、第3次様似町食育推進計画見直しのための基礎資料を得るため、令和6年10月にアンケート調査を実施しました。アンケート調査からみえてきた子どもたちや町民の食生活についてご報告します。
期間:令和6年10月21日~11月22日
対象:小学生、中学生、町民(幼児センター・小・中学生の保護者、無作為抽出した16歳以上の町民、団体含む)
回収率:47.9%(575名/1201名)
(1)体格
■小学生・中学生について
小学生(男子)、中学生(男子・女子)の体格は、全国・北海道と比較して「肥満」の割合が高い結果でした。小学生(女子)の体格は、全国・北海道と比較して「普通」の割合が高い結果であり、発育及び健康状態が良好であると考えられます。
●自分の体型を知ろう(子ども編)
▽やせ」・「肥満」を放置しているとたくさんのリスクがあります。
・からだや気持ちがだるい・重たいと感じやすい
・運動能力が低下
・低血圧になりやすい
・集中力の低下
▽これは、大人になってからもたくさんのリスクがあります!
・疲れやすく病気になりやす
・不安を感じやすくなり、うつ病になるケースもある
・心筋梗塞を起こすおそれもある
・糖尿病・高血圧になりやすくなる
生活習慣を見直して健康体型になりましょう!
■町民16歳以上・40歳以上
16歳以上の町民(女性)、40歳以上の町民(男性・女性)の体格は、全国・北海道と比較して「肥満」の割合が高い結果でした。16歳以上の町民(男性・女性)は、全国・北海道と比較して「やせ」の割合が高い結果となりました。
▽自分の体型を知ろう(大人編)
自分の適正体重はBMIという指標で知ることができます。自分の身長・体重から計算してみましょう。
BMI(kg/平方メートル)=[ ]kg÷[ ]m÷[ ]m
「やせ」・「肥満」は、病気にかかるリスクが高まります。健康を維持するためには、バランスのよい食事をとり、適度な運動を取り入れるようにしましょう。また、定期的に健康診断を受診するとともに、日頃からご自身のBMIを把握することが健康維持につながります。
(2)朝食摂取状況
朝食を「毎日食べる」と答えた割合は、小学生で87.4%、中学生で73.4%でした。16歳以上の町民で56.7%と最も低く、40歳以上の町民で80.1%と16歳以上の町民と比較すると高い結果となりました。朝食を食べない理由については、小・中学生、16歳以上の町民では「時間がない」、40歳以上の町民では「食べないことが習慣になっている」という理由が最も多くあげられました。
▽朝ごはんを毎日食べましょう
朝食を食べないと、昼食までエネルギーがカラっぽの状態で、無理やり体や脳を働かせているため、「頭がぼーっとする」、「イライラする」、「体がだるい」などの不調が起こりやすくなります。
・朝食を食べると…
1)体温が上昇して活発に活動できる
2)胃腸を刺激して便通がよくなる
3)脳に栄養が届き、授業や仕事に集中できる など
よいことがたくさんあります。
早寝 早起き 朝ごはんを心がけましょう!
(3)共食状況(休日の場合)
休日の共食回数が「食べていない:0回」と回答した小学生はいませんでした。しかし、中学生では、中学1年生で12.5%、中学2年生で16.7%、中学3年生で3.0%が共食を一度もしないという結果でした。
※小・中学生のみが対象の質問項目です。
●「孤食」、「共食」ってなんだろう
「孤食」とは、一人で食べること、「共食」とは、だれかといっしょに食事をすることだけでなく、「何を作ろうか?」、「おいしかったね」と話し合うことも含まれます。核家族やライフスタイルの多様化などによって家族みんなが集まって食事をする機会も減ってきていますが、家族や仲間と会話を楽しみながらゆっくり食べる食事は、心も体も元気にしてくれます。
▽共食するための工夫
・部活や塾、習い事などで子ども一人の食事なってしまうときは、大人がお茶を飲んで同じ場所にいるだけでもよいです。
・一人暮らしや家族が遠方にいるかたは、電話での通話やオンラインビデオ通話の活用もよいです。
問い合わせ:保健福祉課
【電話】36-5511