くらし 新年のご挨拶
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道鹿追町
- 広報紙名 : 広報しかおい 令和8年1月号
鹿追町長 喜井 知己
謹んで新年のご祝詞を申し上げます。
町民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた輝かしい新春を晴れやかにお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。また、日頃からまちづくりのさまざまな分野におきまして、温かいご支援とご協力を賜り、心からお礼を申し上げます。
昨年は、世界各地での情勢不安が続き、国内においても依然として続く物価の高騰が、全国的に家計や地域経済に大きな影響を与えるものとなりました。さらに、夏の記録的な猛暑や局地的な豪雨など、気候変動の影響を誰もが身近に感じる年でもございました。
さて、基幹産業であります農業は、春先の天候不順や夏の猛暑など、厳しい自然環境にありましたが、生産者の賢明な努力とJAをはじめとする関係機関の皆さまのご尽力により、令和7年の農業生産額は、前年を上回り史上最高を更新する見込みとなりました。関係各位のご努力に心から敬意を表する次第であります。生産資材の高止まりや担い手問題など、困難な情勢にあることから、関係機関と連携し、出来る限りの支援を行ってまいります。
昨年を振り返りますと、1月の「第2回鹿追芸術祭」では、中原丈雄様、賀来千香子様、木村善幸様を初代「しかおい応援大使」にお迎えし、本町の魅力発信に大きなお力をいただいたところでございます。冬には「しかりべつ湖コタン」が国内外からの多くの来場客で賑わう一方、2月には記録的な大雪に見舞われました。
3月には、109年の歴史を誇る上幌内小学校と、託児所として開設されてから70年余の歴史を誇る通明保育所が、地域の皆さまに惜しまれつつ歴史に幕を下ろしました。町といたしましては、環境が変わることによる子どもたちに対し、きめ細やかな配慮を欠かさず成長を育んでまいります。
4月には、姉妹都市であるカナダ・ストニィプレイン町よりチョイ町長をはじめとする訪問団をお迎えし、「姉妹提携締結40周年記念祝賀式典」を盛大に挙行いたしました。続く5月には、今度は本町から友好訪問団がストニィプレイン町を訪問し、7月には同町からの交換留学生を受け入れるなど、40年の絆を未来へつなぐ活発な交流が行われました。
教育では、国際バカロレア(IB)の候補校として審査を受けていた鹿追中学校および瓜幕中学校が、正式に認定校と決定いたしました。両校を中心とした、町内各学校における探究学習の推進が期待されます。また、全国各地から生徒を受け入れている鹿追高校ですが、4月には1年生79人(うち道外10人)の入学があり、高校の新しい寮「ペンギンドミトリー」に道内外からの入寮希望者を受け入れました。引き続き、幼小中高一貫教育と鹿追高校の更なる魅力化支援を両輪とし、未来を担う人づくりを推進してまいります。
令和6年度に着手した防災行政無線のデジタル化につきましては、本年2月の完全移行に向けて、最終段階である戸別受信機の設置作業を進めており、町民皆さまの安全・安心な暮らしを守る基盤整備の充実を図ってまいります。
脱炭素の取り組みでは、今年の4月以降順次、町民ホール、神田日勝記念美術館、トリムセンターおよび健康温水プールの各施設のZEC化(省エネ・長寿命化)大規模改修に着手いたします。それぞれ閉館期間が長期にわたることから、町民皆さまにご不便をおかけしますが、ご理解をお願いいたします。また、設計を進めております瓜幕自然体験留学センターについても、ZEB(ゼロエネルギービルディング)の構造で、合わせて太陽光発電によるマイクログリッド(エリア内でのエネルギーの自給自足)を活用した施設として新年度、新築工事に着手する予定であります。
バイオガス発電の余剰熱活用として取り組みを始めたチョウザメ養殖開始から11年余の歳月を経て、昨年の夏に「キャビア」の商品化が実現しました。町の特産品として、ふるさと納税の返礼品や販路の拡大に努めてまいります。
3基目となる集中型バイオガスプラントについて、町と民間企業2社の3者で、整備検討に向けた基本合意を交わしました。バイオガスの多目的な利用を図ることで2030年の運用開始を目指してまいります。
観光関係ですが、町内事業所、観光協会などの関係機関と連携し、誘客促進に努めるとともに、懸案となっている然別湖エリアの再整備に努力してまいります。
商工業関係につきましては、物価高や人手不足、経営継承など、多くの課題がありますが、商工会などとの連携により、商店街の活性化を支援してまいります。
人口減少が大きな課題であります。移住・定住促進には住宅が重要な要素であることから、空き家調査の結果を踏まえ、その活用を図るべくさまざまな施策を検討してまいります。
ご心配をおかけしていた町立病院ですが、12月より、白山院長、齋藤副院長の体制とし、新たな医師の募集も行っております。今後におきましても、信頼される病院運営に務めてまいります。
福祉においては、高齢者が住み慣れた地域で自立した生活ができるよう支援すると共に、困りごとを抱える方々に対し、引き続き断らない包括的な支援体制の整備を進めてまいります。
子育て支援につきましては、国や北海道の子どもに関する施策の方針を勘案し、有識者のご意見や町民アンケートの結果を踏まえて、鹿追町の「子ども・子育て支援計画」の策定を進めてまいります。
依然として続く物価高騰の影響が生活はもとより、さまざまな事業者の活動に大きな影響を及ぼしております。国の交付金を活用した支援を実施し、活力ある地域づくりに努めてまいります。
今年の干支「丙午(ひのえうま)」は、60年に一度巡ってくる、非常にエネルギーの強い年と申し伝えられております。この力強い勢いを受け、これまでの取り組みを更に加速させ、町の新たな発展・飛躍につなげる年となるよう、職員一丸となってまちづくりに邁進する所存であります。
結びに、本年が町民の皆さまにとりまして、健やかで希望に満ちた素晴らしい1年となりますよう心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。
令和8年1月
