くらし 町長室からこんにちは

新得町長 浜田正利

最近の出来事から四点お伝えします。
一点目は、4月20日に屈足地区の交通事故死ゼロ2,000日が達成されました。長年にわたる地域の皆さんのご協力に感謝します。過去を振り返りますと、平成16年7月から令和元年10月の間で達成された、5,585日間の記録がありました。その記録を上回る事を願うと同時に、交通事故を含めた事件・事故のない、穏やかな1年になればと強く感じました。
二点目は、例年町民の皆さんのご協力をいただきながら実施しております、新得市街地の河川清掃作業が5月8日に行われました。参加者173人、ゴミの回収量が昨年とほぼ同量の約90kgでした。また、役場職員も班編制を組みボランティア活動の一環として、4月24、26日、5月9日の3日間で、道路側溝などのごみ拾いを行いました。集まったごみの状況を見ると、改めてごみのポイ捨ては著しくモラルに欠ける行為と思い呆れるばかりですが、これからも継続して実施していきたいと思います。
三点目は、5月20日に新得消防団創設110周年式典が、髙橋第10代消防団長のもとで挙行されました。昨年は屈足消防団創設100周年記念式典が開催され、それぞれの消防団で節目を迎えましたが、団員の皆さんは生業を持つ中で、志を高く持ち、地域住民の皆さんのために団活動を行うと同時に、地域社会の支え手としても、異業種同士が協力し合いながら、先頭に立ってご活躍いただいております。心より敬意を表し、感謝申し上げます。人口減少が続くなか、団員確保も厳しい状況ではありますが、署員と一緒に町民の皆さんのために一層の汗をかいていきますので、町民の皆さんの両団への絶大なるご支援を切にお願いします。
四点目は、熊本県の海に面したある町の町長と先日懇談した際に、特産品として塩を作っているとの話をお聞きしました。海沿いの町なので、普通のことだと思っていたのですが、最近は目に見えないマイクロプラスチックが海中を漂っており、海水が使用できなくなったため、岩塩をもとに特産品である塩を製造しているとのことでした。また、車両の走行時にタイヤが路面と摩擦することで発生する「タイヤの摩耗粉じん」が海洋の汚染源として懸念されているという新聞記事を目にしたこともあり、前述のゴミ拾いと同じように、地下水、水道水汚染など日常生活にも深く関わっている環境問題をどうしていくのか考えさせられました。
5月号で触れました桜の開花ですが、私は4月25日を開花日と予想しておりましたが、外れました。なお、私が普段観察している桜の木は、昨年は4月22日、今年は4月30日に開花しました。皆さんのお近くの桜の木はいかがでしたか?