くらし 【特集】第7期中札内村まちづくり計画〜後期基本計画の策定に向けて〜(1)
- 1/38
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道中札内村
- 広報紙名 : 広報なかさつない 令和7年4月号
■みんなでつくる!自然と笑顔になるまち なかさつない~後期基本計画策定に向けた村民アンケート結果
「みんなでつくる!自然と笑顔になるまち なかさつない」を本村が目指す将来像とし、まちづくり計画に基づいた取組を進めてきた村では、現在、令和8年度から11年度の後期基本計画の策定に向けて、総合行政推進委員会での各種事業の進捗評価や住民へのアンケート、ワークショップ等を実施しています。
本紙では、アンケート結果から見えてきた、現在の村の姿やこれからの未来像についてお届けします。
◆実施内容
◆中札内村の自慢できるところ
右の図は、一般・中学生アンケートで『中札内村の自慢できるもの』について記述回答いただき、テキストマイニングという方法で、村の『イメージ』を見える化したものです。村の主産業である農畜産物に関することや観光施設、また自然豊かな環境についての回答が多くありました。
皆さんが思う村の『イメージ』と一致するものはありましたか?
※テキストマイニング:回答の文中で、それぞれの単語について回数(出現頻度)が多いほど大きく図示する方法。
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆「中札内村まちづくり計画」で取り組んできた各取組への評価
「まちづくり計画」の各取組に関する重要度と満足度について分析を行い、左図の4つのカテゴリーに分けました。
前回の調査と比較すると、全体的に満足度が向上しており、「(41)公園や緑地、公園遊具の整備状況」や「(14)医療環境」については、鉄道記念公園の遊具新設や村立診療所の体制が変更となるなど、新たな取組が満足度の向上につながっています。
また、「(1)主体的な住民活動の推進」や「(2)住民が参画しやすい環境づくり」については、重要度と満足度が向上し、コロナ禍での活動停滞時期から活動が着実に進むことで住民意識や関心が高まってきていることがわかります。
◆現在の取組一覧と重要度・満足度の評価分布図
※(22)は重要度が0.40以下のため、下の図には含まれていません。
◆村のまちづくりについての提案やアイデア
現取組についての提案やアイデアを記述する項目では、支援・取組の充実や、産業の発展などへの意見が多く、関心の高さが伺われるものとなりました。回答の一部をピックアップします。
▽支援・取組の充実の分野
・買い物を不便にさせないような店と移動手段の確保
・就労支援や物価の上昇に沿った対策をしてほしい。
・子育てへの支援は手厚いが、村民が公平に受けられるサービスをしてほしい
▽商業・農業等産業の発展の分野
・空き店舗を間借り店舗としての活用
・オンラインを活用したサテライトオフィス
・新規就農希望者を雇う会社を作り、知識や経験、農機具のレンタル等をサポートする場所を作る
▽その他の分野
・村民が意見やアイデアを言える機会や場所
・中央公園等の利活用の促進
・村民がよりアートに親しんだり、取り組む機会を作る
・街並みの統一感、美観の醸造
…などの回答が寄せられました。
一般のアンケートでは他にも、村政、イベント、情報発信、ごみ収集、キッチンスタジオの活用などの意見が寄せられ、中学生の回答からは、利便性の向上、遊べる場所の確保・充実、交通・道路の整備などへの関心が伺えました。