- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道大樹町
- 広報紙名 : 広報たいき 令和8年1月号 No.693
町民の皆さま、新年明けましておめでとうございます。希望に満ちた輝かしい初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
本年におきましても、引き続き皆さまとの対話を通じたまちづくりを進めてまいりますので、お力添えいただきますようお願い申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、農業では夏場の高温・少雨などの影響によりてん菜、馬鈴薯、豆類など、一部の作物で収量減や品質低下が見られました。酪農業においては、飼料用とうもろこしの生産で概ね平年並みの収量が確保され、生乳生産は順調に推移し、乳量は目標を上回る見込みです。しかし、猛暑の影響など、気候変動への対策や資材価格の高騰・高止まりもあり、厳しい情勢が続きますが、生産基盤の維持と持続的な地域農業の構築に取り組んでまいります。
水産業では大宗漁業である秋サケ定置網漁が全道的にも記録的な不漁に直面しており、大変厳しい状況が続いております。海洋環境の変化については即効性のある対策は難しいところですが、生産基盤の整備や水産資源の回復対策を始め、サクラマス養殖事業などの新たな取り組みを引き続き支援してまいります。
林業では国際的な脱炭素の流れを契機に、国産材の価値や森林・林業の重要性が一層高まっております。木材の安定供給だけでなく、温室効果ガスの排出削減・吸収機能のほか、昨年新設した「もいわ山森林公園展望デッキ」の利活用を図り、森林が持つ重要な役割を発揮できるよう森林整備に取り組んでまいります。
商工業では長引く物価高騰と最低賃金の引き上げなど、厳しい経営環境が続いておりますが、地域経済が力強く、持続的に発展できるよう経営基盤の強化や後継者の育成などへの支援を行うとともに、道の駅「コスモール大樹」の魅力アップに向けた取り組みを進め、中心市街地の活性化に取り組んでまいります。
子育て・教育の分野では、昨年から小中学校のエアコンが稼働し、子どもたちが快適に学べる環境が整いました。本年も、子どもたちが安心して通える学校づくりを進めてまいります。また、町の活性化に欠かせない大樹高校を未来につなぐため、道内外の生徒を受け入れるシェアハウスの整備を進めます。地域と関わり合いながら成長できる環境を整え、大樹町で学びたい生徒を応援してまいります。
スポーツ・文化活動においては、昨年も多くの子どもたちが全道・全国大会に出場するなど、大樹っ子の活躍が見られました。また、学びの拠点であり、芸術・文化の中核施設である生涯学習センターは、各部屋にエアコンを整備するとともにWi‐Fi環境を整えました。利用者の皆様が快適に利用できるような施設整備に取り組んでまいります。
宇宙航空関係では、前浜漁業者、地域住民の皆さまのご協力をいただき、昨年も多くの実験が行われました。その中でも、7月に実施しましたjtSPACE社のロケット打ち上げは、4年ぶりの打ち上げであったことや国内初の海外資本による打ち上げとなり、全国から注目されました。また、全国の企業様からのご支援により整備しております北海道スペースポートは、本年でLC1射場が完成予定となっており、施設の一部は10月からの運用を目指しております。町民を対象とした「たいき宇宙デー」には多くの皆さまにご参加いただいておりますが、今後もイベントなどを通じて、更なるご理解を得ながら「宇宙のまちづくり」に取り組んでまいります。
結びになりますが、本年が皆さまにとりまして幸多き飛躍の年になりますことをご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
大樹町長
黒川 豊
