- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道大樹町
- 広報紙名 : 広報たいき 令和8年1月号 No.693
新年あけましておめでとうございます。町民の皆さまには、希望に満ちた新春を健やかにお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
近年、各地で地震や豪雨などの災害が相次ぎ、尊い命が失われました。被災された皆さまに衷心よりお見舞い申し上げます。本町は幸い大きな被害はございませんでしたが、いざという時に機能する備えが重要です。避難体制の再点検、情報伝達、地域の助け合いの強化など、防災計画の見直しを着実に進めるべく、議会として引き続き後押ししてまいります。
経済・生活面では、物価や燃料・資材価格の高止まりが続き、暮らしと事業活動に負担が生じた一年でした。農業は小麦など畑作が概ね順調、酪農は生産量の回復や一部乳価の改善など、明るい兆しが見え始めています。一方、水産は秋サケ・シシャモが厳しく、対策の継続が求められます。基幹産業の持続に向け、エネルギー・物流・人手など現場課題を施策に反映できるよう、議会は審議と提言を尽くしてまいります。
まちづくりでは、北海道スペースポートで滑走路延伸に続き、小型衛星ロケット射場の整備が進み、関連実証や来町機会が増えています。宇宙を核に教育・観光・産業が連携する「宇宙×地域」の好循環を、地域ぐるみで醸成していく段階に入りました。暮らしの分野でも、デジタル化の活用や公共サービスの利便性向上など、地域課題の解決に資する取り組みを、効果と優先順位を見極めながら支えてまいります。
教育・人づくりでは、高校生議会の開催で若い世代との対話が深まり、大樹高校の地域探究科が本格化しました。将来の担い手育成の礎であり、議会としても高校存置・魅力化の取り組みを引き続き支えます。スポーツでは、子どもたちの健闘に加え、本町出身のスピードスケート・堀川桃香選手が国際舞台で躍進し、町に大きな勇気と感動を与えてくれました。今季の更なる飛躍を、町をあげて応援いたします。
議会におきましては、ICT活用やペーパーレス、広報広聴機能の強化など、議会改革を一層推進します。とりわけ、暮らしの声を直接うかがう「住民懇談会」を継続的に実施し、現場の実情と課題を丁寧に受け止め、審議の質と政策提言の実効性を高めてまいります。こうした「対話と実装」の循環を確かなものとし「開かれ、信頼される議会」を実現していきます。
これらの取り組みを踏まえ「第6期大樹町総合計画」につきましては、計画の着実な推進とともに、成果の検証・見直しを重視し、住民本位で持続可能な行財政運営となるよう、議会の監視・評価機能を最大限発揮してまいります。防災・福祉・教育・産業・地域交通・デジタル化など、各分野の実効性と優先順位を見極め、限られた資源の最適配分につなげてまいります。
本年は「丙午(ひのえうま)」。情熱と行動力で突き進むと言い表される年回りです。変化の時代にあってこそ、熱意と責任をもって課題に向き合い、その力を地域の前進へと確実に変えていくことが肝要です。人口減少や物価高、防災・エネルギー、地域交通など容易ならざる課題は多いものの、地域の力を結集すれば必ず突破口は開けます。丙午の名にふさわしく、果敢に、そして着実に、解決へ歩みを進めてまいりましょう。
結びに、皆さまのご健勝とご多幸を祈念し、町政ならびに議会運営への一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。大樹町議会は、丙午の勢いを胸に、皆さまと歩調を合わせながら、確かな未来をともに拓いてまいります。
大樹町議会議長
齊藤 徹
