- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道大樹町
- 広報紙名 : 広報たいき 令和8年1月号 No.693
◆大樹町教育委員会教育長
沼田 拓己
新しい年、令和8年を迎え、町民の皆様には謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は、本町の教育行政に対し、温かなご理解とご協力を賜りましたことに、心より感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、国内外で社会の変化が加速し、時代の転換期であることを強く感じた一年でした。教育の動向では、次期学習指導要領改訂に向けた論議が進み「個別最適な学び」と「協働的な学び」のバランス、更には、子どものウェルビーイングを大切にした教育の在り方が全国的な共通テーマとなりました。知識の習得はもちろんのこと、自ら課題を見つけ、仲間と協力し、未来を切り拓く力を育む教育が求められております。
こうした社会や教育の変化を踏まえ、本町では、町と学校、そして家庭が連携しながら、子どもの成長を支える取り組みを進め「地域とともにある学校づくり」が、確かな歩みをもって進めることができました。更に、町内の小・中・高が連携する教育体制は、学びの連続性を保証し、子どもたちの視野を広げ、未来を見据えた教育として定着が図られたこと、町を学びの題材やフィールドとする「大樹学」の取り組みを通じて、多くの企業や団体、町民の皆様にご協力いただき、子どもたちは実社会と触れ合いながら、自らの将来像を描く機会を得ることができたことなど、着実な成果を得ることができました。
昨年も子どもたちの活躍が多くみられた一年でもありました。第45回全国中学校スケート大会において、女子500メートルで2位、1000メートルでは大会新記録で見事優勝を果たした山本彩瑛さん(大樹中学校)をはじめとしたスピードスケートや野球、陸上競技、サッカー、空手、ランバイクなどの種目で、多くの児童生徒が十勝の代表や選抜チームの一員として全道、全国大会に出場し活躍しました。大樹中学校吹奏楽部は、三年連続で十勝の代表として北海道吹奏楽コンクールに出場し、銀賞を受賞しました。このような子どもたちの姿は、町民に大きな誇りと感動をもたらしました。
また、昨年は文化活動も大きな盛り上がりを見ることができました。文化祭では、作品展示、舞台発表、音楽・芸術活動に多くの町民の参加を得るとともに、特別企画として、ラジコンやお茶体験、理科実験が開催されました。文化祭にある従来の良さに新たな発想を取り入れた文化活動の広がりは、文化芸術が生活や学びの中で果たす役割の大きさをあらためて感じるものとなりました。
令和8年度も引き続き「誰もが学び続けることができるまち」づくりを柱として、子どもたちが安心して学び、挑戦できる学校教育、町民の皆様が年代や生活スタイルに応じて学び、体験することができる社会教育、それぞれの充実と環境整備を図ってまいります。そのために、本年も教育委員会職員一同、使命感と情熱を胸に、町民の皆様、地域と協働しながら本町教育の歩みを進めてまいりますので、引き続き、皆様の温かいご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、本年が皆様にとって笑顔と実り多き一年となりますことを心より祈念し、新年のご挨拶といたします。
