くらし 令和7年 第4回 池田町議会定例会議 一般行政報告(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道池田町
- 広報紙名 : 広報いけだ 2025年12月号
12月3日に開かれた池田町議会第4回定例会議において、安井町長が2件の一般行政報告を行いました。
■1 農作物の作柄について
本年は7月に月平均気温が過去最高を記録するなど、厳しい暑さに見舞われました。降水量は平年を下回り、干ばつ傾向でした。
各作物の状況ですが、秋まき小麦は、播種(はしゅ)時期の気温が高く、生育は平年を上回りました。2月まで降雪が少なく、多くのほ場で寒さによる葉先の枯れが散見されたものの、越冬状況は健全で、茎数や生育も順調でした。高温干ばつの影響で生育ステージが前倒しとなり、収穫は過去最も早い7月13日からの開始となりました。登熟期間が短かったため、実が十分に充実せず細麦(さいばく)傾向となり、収量は平年並みとなりました。製品反収(10アール当たり収量)は昨年と変わらずの11・1俵で、品質は全量1等Aランクを確保し、作況は良となりました。
バレイショは、播種時期の断続的な降雨の影響で大幅に遅延しましたが、生育はおおむね順調でした。メークインは、高温干ばつの影響により二次成長の発生などが見受けられましたが、品種格差はあるものの、収量・品質ともに良好な結果となりました。
豆類では、大豆は、順調に生育し、収量は平年を上回りました。成熟が早く、収穫は平年より早い開始となりましたが、マメシンクイガによる食害が多く見受けられました。小豆は、高温干ばつの影響で、莢先(さやせん)熟が発生し、雨風の影響もあって多くのほ場で倒伏が見られ、収穫に要する時間が大幅に増加しましたが、どの品種も粒が大きく、収量は平年を上回りました。菜豆は、赤系金時の収量は平年を上回りましたが、色流れの発生が多く見受けられました。
テンサイに関しては、バレイショと同様、降雨の影響で播種作業が大幅に遅延しました。褐斑(かっぱん)病の発生に加え、ヨトウガやシロオビノメイガの発生が見られ、高温干ばつの影響も重なって、収量・糖分は平年を下回りました。
飼料作物では、牧草および飼料用トウモロコシは、草丈が例年より大きく、収穫は早期に終了しました。
ワイン用ブドウは、6月の開花期に豪雨があり、若干の花振るいが発生しましたが、その後は降水量が少なく好天に恵まれ、昨年に引き続き9月上旬から収穫を開始しました。べと病の発生や野生動物による被害はあったものの、主力品種である山幸(やまさち)では昼夜の寒暖差により、糖度・品質ともに高いブドウが収穫できました。収穫量は前年比で2割減、平年比で1割減となりました。
本年度の農産物の作柄は、全体として高温干ばつ傾向により品質低下を引き起こすなど、気候変動の影響が懸念されています。
来年は、全ての作物で実り豊かな作柄になることを願い、令和7年度の農作物の作柄についての報告とします。
