- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道豊頃町
- 広報紙名 : 広報とよころ 2026年2月号
2026年2月 北海道中川郡豊頃町議会発行
議会広報特別委員会編集
No.125 とよころ議会だより 12月定例会
本町史上初の線状降水帯発生
今後の排水インフラ整備は
■一般質問
令和7年9月、本町史上初となる線状降水帯が発生し、道路崩壊など甚大な被害が発生しました。
短時間の集中豪雨を想定した排水インフラ整備について小笠原議員が一般質問を行いました。
◆小笠原 玄記(おがさわら げんき)議員
◇排水設備の維持管理現状と課題は
Q 市街地の排水設備の維持管理の現状と課題は。
A(町長)
町道のパトロールで変状を確認したときに、土砂の除去や清掃などを適宜行っています。
本町の排水施設は、こう配がゆるやかな箇所が多いため、土砂の堆積を防ぐには日頃からの維持管理が重要だと考えています。
◇集中豪雨を想定した排水インフラ整備は
Q 短時間の記録的な大雨を想定した雨水排水の設計雨量の見直しは。
A(町長・施設課長)
町道の設計は、北海道が策定した道路事業設計要領に基づき行っています。3〜10年に一度の確率で降る大雨を想定して設計しています。
10年確率を採用した場合、1時間に29ミリの大雨を想定して設計しますが、9月の豪雨は、1時間に60ミリを超えるものでした。
今後、排水施設を更新するにあたり、今回の雨量を完全に排水する能力のものにすることは簡単ではありませんが、機能の向上を図るため、より良い方法を検討したいと考えています。
また、国や北海道に道路整備に関して要請していく必要があると思います。
◇土砂災害が発生した場合避難所の指定基準は
Q 線状降水帯や土砂災害警戒情報が発生した場合、防災無線の運用基準や開設する避難所の指定基準は。
A(町長)
豊頃町地域防災計画において、気象庁の発表に基づき、避難指示を発令した場合は、速やかに防災無線などで町民の皆さんに周知します。
避難場所・避難所は、町内31か所を定めており、津波、洪水、土砂災害などの災害特性や避難動線を考慮しながら、適切に配置しています。
今回のような大雨災害の場合は、降水量や河川の水位、土砂災害のリスクなどを総合的に判断して、予想される被害規模に応じて避難所の開設場所などを判断します。
Q 9月の大雨当日の対応は。
A(総務政策課長)
9月21日午前3時10分、気象庁から土砂災害警戒情報が発令されましたが、総合的に勘案し、避難指示等は発令していません。したがって、防災無線などで周知は行いませんでしたが、自主避難を想定して、える夢館に避難所を開設しました。
Q 豊頃町地域防災計画を確認すると、土砂災害の場合、茂岩地区の対象避難所にえる夢館は指定されていません。
役場前に土砂が流れた跡もあったが、える夢館に避難所を開設した理由は。
A(町長)
今回は想定を上回る大雨で、夜中、私が役場に向かうときも茂岩市街の道道が冠水して通行できませんでした。
北海道開発局に連絡し、下牛首別排水機場を稼働してもらい、明け方には水が大分引きました。
災害の状況によって、開設する避難所について考えながら進めていかなければならないと今後の教訓となりました。
国、北海道など関係機関と連携し、迅速に対応するとともに、地域で自主防災組織の取組を進めていかなければならないと思います。
・もしもに備えてハザードマップや避難所情報を確認願います。
◇被害状況の情報収集迅速化に向けた取組は
Q 被害状況収集の現状と迅速な情報収集に向けた取組は。
A(町長)
災害対策本部を設置した場合、施設部や産業部の職員が現地調査を行います。町民からの連絡対応は情報部の職員が担当します。
現地の被害状況については、職員個人の携帯電話から画像や動画などを災害対策本部へ送り情報共有しています。
今年度の災害対応を振り返ると、職員間の情報共有の円滑化が課題として挙がっており、今後、迅速に情報共有できる手段の導入を検討します。
また、町民の皆さんから情報提供してもらう仕組みは必要だと認識しています。
災害発生時には情報が短時間に殺到するため、重要度や優先度を明確にして、現場の混乱を最小限に抑える工夫が必要だと考えます。
今後、町公式LINEなどの活用について前向きに検討したいと思います。
■定例会あらまし
令和7年第4回定例会は、12月9日から開会しました。1日目は、議案審議8件と人事同意案2件を原案のとおり可決、同意しました。
15日 最終日は議案審議2件、議員発議1件を可決したほか、2名の議員が一般質問を行いました。
