- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道豊頃町
- 広報紙名 : 広報とよころ 2025年5月号
■現職の按田 武氏が再選
任期満了に伴う豊頃町長選挙が4月8日に告示され、立候補を届け出たのは現職で再選を目指す按田武氏(茂岩末広町・57歳)一人だったため、無投票で同氏の2度目の当選が決まりました。
4月14日、午前11時からえる夢館委員会室において、豊頃町長当選証書付与式が行われ、町選挙管理委員会の小野木英毅委員長から按田武氏に豊頃町長当選証書が手渡されました。
■第2期按田町政スタート
◇就任あいさつ
私は、この度の豊頃町長選挙におきまして、町民の皆様の力強いご支援により当選の栄に浴し、引き続き町政運営を担わせていただくこととなりました。
今、豊頃町では人口減少、少子高齢化が進み、その課題解決のための様々な挑戦が求められていますが、皆様から寄せられました期待に応えるべく強い決意と情熱をもって、豊頃町の明るい未来を創造すべく全力で邁進していく所存でございます。
昨今の情勢を鑑みると、新型コロナウイルスの影響は低下したものの、ウクライナ情勢や円安をはじめとする国外情勢の変化により、ここ数年で生活や経済情勢等が大きく変化しております。
私は、こうした時代であるからこそ、大地に根を張り、そびえ立つ大木のごとく、しっかりと地に足をつけ、この急激な変化への対応を見誤らず、わが町の将来に確かな展望を持ちながら、町民の皆様とともに英知を出し合い、わが町に生まれ育ったことに誇りと自信を持てるまちづくりを力強く推進していかなければと決意しております。
さて、豊頃町の歴史は、江戸時代の後半から明治の初期にかけて、十勝開拓の玄関口として栄え、百四十五年を数えるに至りました。
わが町は、開拓の意欲に燃えた黎明期の先人達の弛まない努力によって、今日まで子々孫々に伝えられ、発展してまいりました。
そうした気概とともに丹精を込めて造り上げた肥沃な大地は、わが町の大きな財産であります。
同時に、私たちは、開拓の偉業を遂げた先人達に感謝を捧げるとともに、次世代にしっかりと継承していかなければなりません。
町民の皆様のなお一層のご指導とご協力をお願い申し上げます。
豊頃町長 按田 武
◇プロフィール
町長 按田 武
昭和42年7月22日豊頃町生まれ。
豊頃町出身/酪農学園大学卒業
趣味/スポーツ観戦・ガーデニング
平成2年4月 豊頃町役場に奉職
平成15年4月 北海道庁へ派遣
平成20年4月 豊頃町役場 福祉課福祉係長
平成21年7月 総務課財政係長
平成26年4月 産業課農政係長
平成29年4月 産業課課長補佐
平成30年4月 企画課課長補佐
令和2年4月 企画課長
令和3年3月 豊頃町役場を退職
令和3年4月 豊頃町長初当選
令和7年4月 豊頃町長2期目当選
■築こう あなたと未来の とよころを
[1]安心で安全に暮らせる町づくり
・地震や津波、降雨災害など甚大な災害に備え、防災・減災・インフラの強靭化を一層進め、町民の皆様の命を守る対策に万全を期してまいります
・医療体制のさらなる充実と向上、地域間の連携を推進します
・公共交通体制のさらなる向上を図ります
[2]子どもたちが輝き 高齢者が大活躍する町づくり
・子育て世代の経済的負担軽減の一層の充実を図り、保育所等や小中学校の環境整備を推進します
・高齢者の皆様が安心して暮らせる柔軟なサービスの提供、経験と知恵を活かす機会の拡充を図ります
・医療、介護、予防が連携した地域包括ケアのシステム化を推進します
[3]産業が元気な町づくり
◇農業
土地基盤整備と経営の高度化を進め、生産性の向上と持続可能な農業を促進します
◇漁業
つくり育てる漁業の振興と、漁港機能の一層の向上を図ります
◇商工業
地域のニーズや特性を踏まえた考え方をまとめ、商工会と連携し、地域資源を活用したコンパクトな商店街の再生に取り組みます
◇林業
森林保全と活用を推進し、民間活力利用を推進します
[4]観光・文化・教育資源を活かす町づくり
豊頃の特性である貴重な観光・文化・教育資源の継承と一層の活用を図ります
[5]明日に向かう健全財政
・自治体DX、AIの活用、各種申請・届出の電子化など、デジタル技術を活用して業務を効率化し、手続きの迅速化、利便性の向上など住民サービスを向上させる取り組みを進めます
・これまで培ってきた経験・知識・各位の知恵をいただきバランスの良い効率的な財政運営を図ります。